月の子-もうひとりのかぐや姫-【カカシ、オビト夢】 (ページ24)

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19「白の守りたいひと」ページ24

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ザブ「？」

カカ「だいぶ傷口も塞がっている。すごい早さだな」

『これも修行の成果ですよ』

ザブ「なにごちゃごちゃ言ってる、なぜそんなに平気そうにしてやがる？確かに手ごたえはあった…」

カカ「え？ナイショだよ。なぁ、A」

『はい、先生』

ザブ「チッ、舐めやがって！！」

シュウウウウウ

ザブ「なんだこのチャクラは…カカシにしてはデカい」

一瞬で空気が重たくなった。
とてつもないチャクラ量。質も普通じゃない。

『先生、このチャクラ』

カカ「ナルトだ。九尾の封印が緩んでいる」

九尾。この里に来て少し聞いたことがある。危険視されている獣で、ナルトに封印されているのだとか。
今までナルトのそんなところ見たことないのに…

『先生、向こうの状況がやばいんじゃ…』

カカ「ああ、あまり時間がないな。
ザブザ、次で結着をつけようか」

ザブ「は！面白いじゃねえか。と言っても、もうお前には他に手が残ってるように思えないがな」

ポケットから巻物を取り出す先生。

カカ「口寄せの術」

ボフン！
グルゥゥゥ

ザブ「なに？！」

霧が晴れ始める。ザブザの術が解けた。
犬たちがザブザを捕らえていた。

目も音もだめなら、嗅覚。

カカ「俺がお前の攻撃を受けたのは、俺の返り血をお前につけるためだよ。中々深手だったが……Aのお陰で確実にザブザを仕留められる」

キュウゥゥン！
手に青白い光が、大量のチャクラが集まって作られている。
あれだけのチャクラ、一度食らったら……

カカ「雷切！」