3話 私の名はワルキューレ ページ4
緋那「うぅん…あれ、いつも間にか…寝てた?、」
どうやら、私は寝てしまってましたか。しかもいつもの服のまま寝ていますし。
緋那「そうえば、あの子は…」
少女はまだ寝てます。安心して眠っている。これはお婆ちゃん達に感謝しませんとね。
さぁて、私は祖父母の居る台所に行こうと少女の側を離れた…その時、
少女「う…ぅん…、こ、こ…」
緋那「っ!!」
何と、少女は目を覚ましました。だが怪我はまだ治ってませんのに…
緋那「め、目…覚めたんですか?」
少女「…?貴女は…?」
緋那「私は鴉田緋那です。昨日重傷で倒れてる貴女を見つけ、祖父母の家で手当てし看病した者です。手当ては私の祖母がしてくれました。」
少女「そう…私、倒れてたのね。しかも貴女、私の事見えてるの?貴女の祖母も…」
緋那「はい。祖父も見えてましたよ。それより貴女、何故あの場で倒れてたのですか?重傷を負ってましたから、誰かに殺される所では…」
少女「っ!!」
すると少女は、何かを思い出したの様に突然黙り込んでいました。きっと何かが起こったかもしれません。何故あのような目を…いや、オレカバトルに登場するキャラが何故現代に…と…
少女「…なら、仕方ないわね。」
彼女は何か決心したように小声をしました。一体何でしょうか?…と私は考えました。
少女「…貴女…いや、鴉田緋那…。」
緋那「は…はいっ!」
少女「私が言ってる事信じないけど…、貴方…」
少女「オレカバトルをご存知で…?」
緋那「はっはい!オレカバトルってあのぅ…ゲームセンターにあるカードゲームの事なんですね。やった事はありませんが…私憧れてたんです!オレカバトルをやるのを!…でも女である私がやってたら笑われますし…それに祖父母や先生に友達に知られたら、何に言われるのが…怖かったんです…」
少女「そう…。やった事は無いが知ってたのね。しかも憧れてたんだなんて…」
緋那「やはり…変でしょうか?」
少女「いいえ、変なんかじゃ無いわ。女だってやりたい事はある。普段男子がやる事だけど、今は女性でも年齢でも性別も関係なく楽しめる事よ。」
緋那「本当ですか!パァ」
少女「えぇ、むしろ嬉しいのよ。オニコッ」
少女「自己紹介は遅れたわね。改めて言うわ。」
少女「私の名はワルキューレ。オレカの天使族モンスターよ。よろしくね。ニコッ」
緋那「はい!よろしくお願いします!ニコッ」
こうして緋那はワルキューレという天使族モンスターと暮らす事となった。
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作者名:青薔薇の召喚士ラピズラズリ | 作成日時:2023年2月6日 23時