.修羅場の時間 ページ5
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梅雨の時期に入った。
いつも通り和傘をさしてみんなと帰っていると、
前の方で女子と歩く見覚えのある後ろ姿を発見した。
『 あら、陽斗ですね 』
みんなはお盛んだとか女たらしだとか言っているけど、
私は2人の内の1人をただただ観察していた。
『 土屋果穂⋯ 』
渚「 知ってるの? 」
『 えぇ。私、あの人にいじめられていましたの 』
みんなの注目がその話題に移ったその時。
かなりの不細工が2人に話しかけたように見えた。
私は気配を消して近づき、3人の会話を盗み聞きした。
どうやら土屋が陽斗と不細工で2股していたらしく、
それが発覚し、その場は修羅場に。
雨の中で突き飛ばされた陽斗を受け止めて、
私は持っていた傘をみんなの方へ投げる。
周りにワラワラと生徒達が寄ってきて、
主に陽斗に暴行を加えていて、
私は咄嗟に陽斗に覆いかぶさった。
前原「 お、い⋯A、!」
『 私のことはいいですから⋯!』
こんなもの慣れだ。
陽斗の綺麗な顔が傷つくくらいなら、
私がボロボロになってやるという覚悟で
陽斗を守り続けた。
「 やめなさい 」
甲高い音が聞こえ、
次の瞬間には私たちを蹴る足たちはなくなっていた。
「 ダメだよ、暴力は。人の心を⋯
今日の空模様を荒ませる 」
黒塗りの車から降りてきたのは私の大嫌いな人だった。
傷と泥でぐちゃぐちゃになった私たちは
お互いを支え合って立ち上がる。
「 これで拭きなさい。ひどいことになる前でよかった 」
ハンケチを2枚差し出され、素直に受け取る。
これが果たしてひどいことになる前なのだろうか。
雨の日に突き飛ばされて暴行を受け、
挙句の果てには庇った私を標的にする。
「 危うくこの学校にいられなくなるところだったね、
⋯君たちが 」
⋯やはり、私はこの人が苦手です。
「 ⋯じゃあ、みなさん、足元に気をつけて。
さようなら 」
颯爽と走り去っていった
私はキッと睨みつけた。
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やっぱり休みになるんですね()
私の学校の休みが短いのは、期末テストをするためです。
5日の日程を3日に縮め、テスト範囲を狭め、
試験時間を10分短縮するという
過酷な戦いとなっております。
それに加え、美術の課題が⋯。
更新はできるはずです (書き溜め常習犯)
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KAINkun - あの…イトナ君の触手は頭からですよ。茅野は首であってますけど… (2020年11月14日 19時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
みやび - 爆豪くんみたいな台詞があってちょっと嬉しかったですwこの小説めっちゃ好きです!これからも頑張ってください!! (2020年4月4日 15時) (レス) id: 195448bd53 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - あっ神なんですね。わかります。(`・ω・´)好きです!これからも頑張ってください。 (2020年3月31日 18時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ - 面白いです更新頑張ってください! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 675d13869e (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き(プロフ) - 面白いので頑張ってもらいたいとおおおおおお思いまーす!(面白いのでこれからも頑張ってください!) (2020年3月18日 9時) (レス) id: e9bd1f6a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月29日 6時