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業「 おー、遅かったね? 」
『 はい。最近寝ていなかったのでくっすりと⋯ 』
前原「 そういえば、時透は?
1週間くらい前から来てねぇけど 」
昼前に登校したAは、
心做しかここ数日の顔よりスッキリして見えた。
そんな彼女に前原が無一郎の話を振ると、
あからさまに顔を暗くさせた。
『 ⋯⋯今世での鬼の始祖と対峙し、意識不明です。
傷は私の血で治りましたが、意識だけが戻りません 』
伊黒「 要するに療養中だ。ちなみに今は授業中だ。
貴様ら、宿題を2倍にしてやってもいいんだぞ 」
前原「 すみませんでした 」
Aは隣の空いた席に目を向ける。
そして、盛大にため息をついた。
「 おい、なに地味なことしてんだ 」
「 は? 」『 えっ 』
音もなく現れたのは派手柱こと宇髄天元。
明らかにサイズオーバーだが無一郎の席に座り、
Aの顔を覗き込む。
宇髄「 時透ならさっき目ェ覚ましたぞ 」
その言葉にAはガタッと立ち上がる。
宇髄「 A、話は最後まで聞け 」
『 ⋯なんですか 』
宇髄「 時透からの伝言だ。
“Aは僕の分まで勉強してて”
“お見舞いはいつでもいいから”
分かったらさっさと授業受けろ。
伊黒が派手に傷ついてるからな 」
宇髄はAを宥めるのが上手い。
いつも口車に乗せられてAは大人しくなる。
『 変態のくせに⋯ 』
宇髄「 ド派手に聞き捨てならねぇな、おい 」
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KAINkun - あの…イトナ君の触手は頭からですよ。茅野は首であってますけど… (2020年11月14日 19時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
みやび - 爆豪くんみたいな台詞があってちょっと嬉しかったですwこの小説めっちゃ好きです!これからも頑張ってください!! (2020年4月4日 15時) (レス) id: 195448bd53 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - あっ神なんですね。わかります。(`・ω・´)好きです!これからも頑張ってください。 (2020年3月31日 18時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ - 面白いです更新頑張ってください! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 675d13869e (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き(プロフ) - 面白いので頑張ってもらいたいとおおおおおお思いまーす!(面白いのでこれからも頑張ってください!) (2020年3月18日 9時) (レス) id: e9bd1f6a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月29日 6時