. ページ22
.
『 ⋯終わりましたよ、鷹岡先生 』
鷹岡「 お、さすがだな、A!
先に食ってていいぞ! 」
『 わぁ、ありがとうございます!
私、甘味って大好きなんですよ! 』
訓練内容をものの数分で終わらせた私は、
みんなよりも早く甘味にありつけた。
そして、それを頬張りながら思考を巡らせる。
鷹岡「 おい、烏間は俺たちの家族じゃないぞ?
お仕置だなぁ。父ちゃんだけを頼ろうとしない子は⋯ 」
陽菜乃に向かって下ろそうとした拳を蹴り上げる。
烏間先生も止めに入ってくれたみたいで、
なんとか陽菜乃は怪我をせずに済んだ。
鷹岡「 言ったろ? これは暴力じゃない、教育なんだ。
暴力でお前と殺り合う気はない。
やるならあくまで、教師としてだ 」
そこで烏間先生は鷹岡から宣戦布告を受けた。
“私とこのクラスで烏間先生がイチオシしている生徒が
一度でも当てられたなら自分はここから出ていく”
『 ⋯私はやります。真剣を持ってくるので、
烏間先生はその生徒に交渉をしていてください 』
烏間「 あ、あぁ。分かった 」
日輪刀なんかでこの汚いヤツを斬るわけにはいかない。
もしものための真剣を使うことにした私は、
教室までわざわざ戻ってそれを取ってきた。
『 やはり、渚ですか。⋯よろしくお願いしますね、渚 』
渚「 うん。よろしく、A 」
2人で軽く準備運動をして、それぞれの武器を構える。
最強と謳われる私でも、
ここまで華奢でひょろひょろしていたら
小芭内に言われた通り、敵には弱そうに見える。
それは渚も同じ。
一見、弱くて意気地無しに見えるけど、
その実力は計り知れない。
『 (⋯ほら、彼は殺気を消すのが上手いです。
そんじょそこらの人にはできないようなことを
平気でやってのけますからね) 』
渚は笑顔で鷹岡に近づいていった。
私はわざと鷹岡に当たらない程度の場所を
狙って刀を上に投げ、脇に挟んであった短刀を手に持ち、
気配を消して近づいた。
.
466人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KAINkun - あの…イトナ君の触手は頭からですよ。茅野は首であってますけど… (2020年11月14日 19時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
みやび - 爆豪くんみたいな台詞があってちょっと嬉しかったですwこの小説めっちゃ好きです!これからも頑張ってください!! (2020年4月4日 15時) (レス) id: 195448bd53 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - あっ神なんですね。わかります。(`・ω・´)好きです!これからも頑張ってください。 (2020年3月31日 18時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ - 面白いです更新頑張ってください! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 675d13869e (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き(プロフ) - 面白いので頑張ってもらいたいとおおおおおお思いまーす!(面白いのでこれからも頑張ってください!) (2020年3月18日 9時) (レス) id: e9bd1f6a74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月29日 6時