鬼殺しながら先生殺します。《弐》

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殺「 強い弱いとは喧嘩のことですか？ イトナくん。

力比べでは先生と同じ次元には立てませんよ？ 」


イトナ「 立てるさ。だって俺たち、

血を分けた兄弟なんだから 」




懐から殺せんせーが頬張っているものと

同じ羊羹を出した。


そして、兄弟だと言ったことに対して、

級友たちは立ち上がって驚く。




イトナ「 負けた方が死亡な、兄さん 」


『 (そんなはずはないですね⋯。

まず血の色が違いますから。

それになにか首に埋め込まれています。

あれは一体⋯？) 』


イトナ「 兄弟同士、小細工はなしな。

兄さん、お前を殺して俺の強さを証明する。

⋯放課後、この教室で勝負だ 」




イトナくんが教室を出た瞬間、

みんなは殺せんせーに兄弟の真相を聞き始めた。


一方、私はイトナくんの首にあるなにかの正体を

透き通る世界で見てみる。




『 ！？ 』




⋯見えてしまった。あれは“触手”だ。


しかも、その触手は友人のカエデにも埋め込まれてある。




『 ⋯御館様に報告せねば、っ 』




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《 御館様。


本日、我が学級へ転入生がやって参りました。


名は“堀部糸成”と申し、

彼の首元には超生物と同じ触手が埋め込まれております。


そして、級友である“茅野カエデ”にも同じく、

触手が埋め込まれてありました。


彼女は私が修学旅行で感情の色を見た際、

これまでにないほど“憎悪”の色を出しておりました。


おそらく彼女と彼、そして超生物には

何らかの関係性があるかと思われます。


報告は以上です。


虹柱 虹音A 》




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ここで大正コソコソ噂話！



『 私は縁壱との鍛錬の末、

透き通る世界を会得しましたよ 』


炭治郎「 始まりの呼吸の使い手との鍛錬って⋯ 」


『 何度体を再生したか覚えていませんねぇ 』


「「「「「 ⋯ 」」」」」


『⋯？ みなさん、

なぜそんな引いたような目で私を見るんですか？ 』




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