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殺「 赤羽業くん⋯ですね?
今日から停学明けと聞いていましたが、
初日から遅刻はいけませんねぇ! 」
殺せんせーは顔に × の文字を浮かばせる。
そんな先生を見て業とAは苦笑いをした。
業「 生活のリズム戻らなくて⋯ 」
『 ふふっ、私もです 』
業「 下の名前で気安く呼んでよ 」
そう言って業は右手を差し出した。
業「 とりあえずよろしく、先生 」
殺「 こちらこそ、楽しい1年にしていきましょう 」
なんの疑いもなくその手を握った殺せんせーの触手は、
一瞬にして砕け散る。
焦った隙を見て業はナイフを振るが、
先生は慌てて反応した。
業「 へぇ、ほんとに速いし。
⋯ほんとに効くんだ、このナイフ。
細かく切って貼っつけてみたんだけど 」
『 ⋯しかし、殺せんせー。
このような単純な手口に引っかかるなんて⋯
しかも、そんな遠い位置まで飛び退くなんて
⋯物怖じしすぎではないでしょうか? 』
2人はスタスタと殺せんせーの前まで移動してくる。
その間に失った触手を再生させた殺せんせーは
じっと彼らの動きを警戒していた。
『 殺せない故、“殺せんせー”と
名付けられたと聞きましたが⋯ 』
業「 ⋯あっれ〜? 先生、ひょっとしてチョロい人? 」
2人の煽りで殺せんせーの顔には
青筋ならぬ赤筋が立った。
茅野「 渚。業くんってどんな人なの? 」
編入生である茅野カエデは友人の渚に疑問を投げかけた。
その質問に渚は少し冷や汗をかく。
渚「 1年、2年が同じクラスだったんだけど、
2年の時、続けざまに暴力沙汰で停学食らって⋯
このE組にはそういう生徒も落とされるんだ 」
杉野「 ちなみに言うと虹音さんもそれの共犯。
あんな可愛い顔して怖いよな⋯ 」
渚「 ⋯でも、今この場じゃ優等生かもしれない 」
渚の場違いな発言に茅野は首を傾げる。
渚「 凶器とか騙し討ちなら、
多分あの2人が群を抜いてる 」
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◎ 143位ありがとうございます!
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レイン様(プロフ) - おばみつじゃない新しい設定ですねぇ (2020年8月19日 11時) (レス) id: 6e6e0a8455 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - カブトムシおはぎ柱wwwこれからも頑張ってください。 (2020年3月31日 17時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - ちょー面白いです!!!これからも更新頑張ってください!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 73c9d55ae5 (このIDを非表示/違反報告)
なー - えっ…面白すぎない?続き、楽しみに待っております (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0ed445bc17 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - めっちゃ好みです!これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年2月19日 21時) (レス) id: f4a774456e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月17日 16時