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指示通り生徒たちは校庭へ出て、

Aたちはクラス団から少し離れた

烏間のところに立った。




殺「 ⋯鬼殺隊 最強の柱と謳われる

Aさんに伺いたいことがあります 」


『 ふふっ、なんですか? 』




この状況下でも笑っているAに

クラス団は若干の恐怖を覚えた。


そんなこと気にせず、殺せんせーは話を続ける。




殺「 あなたが鬼に騙し討ちをする際、

用意する計画は1つですか? 」


『 いいえ。本命の計画は上手くいかない方が多いです。

強敵相手への騙し討ちとなると、

いくつもの細かい計画を任務へ行く道中やその前に

仕事相手と練ることが大切です 』


殺「 では、次に⋯あなたは

伊黒先生や他の隊士の方に剣術を教える時、

重要なのは第一撃だけですか? 」


『 第一撃はもちろん最重要です。

しかし、それと同じくらい次の動きも大切になります。

強敵相手では第一撃はほぼ確実にかわされます。

その後の攻撃をいかに高精度で繰り出すかが勝敗

⋯いえ、生死を分けます 』




その後、伊黒・無一郎・ビッチ先生・烏間にも

同じ質問をした。


が、生徒たちは未だ質問の意図が読めない。




殺「 彼らの仰るように、自信を持てる次の手があるから、

自身の満ちた者になれる。

⋯対して君たちはどうでしょう?

“俺たちには暗殺があるからいいや”と考えて、

勉強の目標を低くしている。

それは劣等感の原因から目を背けているだけです 」




グルグルと回っていた殺せんせーはさらに速度を上げた。


強風が彼らを襲い、皆は目を閉じる。




殺「 もし先生がこの教室から逃げたなら、

もしほかの殺し屋が先に先生を殺したら。

暗殺という拠り所を失った君たちには、

E組の劣等感しか残らない。

⋯そんな危うい君たちに先生からのアドバイスです 」



「 第二の刃を持たざる者は暗殺者の資格なし 」




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レイン様(プロフ) - おばみつじゃない新しい設定ですねぇ (2020年8月19日 11時) (レス) id: 6e6e0a8455 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - カブトムシおはぎ柱wwwこれからも頑張ってください。 (2020年3月31日 17時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - ちょー面白いです!!!これからも更新頑張ってください!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 73c9d55ae5 (このIDを非表示/違反報告)
なー - えっ…面白すぎない?続き、楽しみに待っております  (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0ed445bc17 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ好みです!これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年2月19日 21時) (レス) id: f4a774456e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月17日 16時

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