魔法学園の出来損ない【歌い手】

spell 14 ページ17

し「まず1つ目。質問いい？」


「はいっ…」


震えてしまっている私をさかたくんはゆっくりさすってくれる

し「さっきのうらたさんの話なんだけどなんでそんなにSRクラスに拒絶反応があるの？」


「これは、絶対に秘密にして欲しいんですけど、私、姉がいまして…」


う「あぁー！桜花さんだよね？」(桜花＝お姉ちゃん)

し「あぁ…しつこくくるやつか…」

「はい。失礼ですが姉は魔力はありますが個性はSR級にありません。私は小さい頃から家族を巻き込むほどのいじめを受けていて、いじめを受けてるくせに私より個性と魔法が強いなんて！と…」


せ「つまり………嫉妬？」

「そうです」

さ「いじめって…その髪？」

「はい…」

う「はぁっ…人と違うってだけで…ひでぇやつ……なんだよそれ」

座っている椅子から悲鳴が聞こえる。

し「2つ目。属性って…なに？」


さ「一般的というか普通のドールは1つ属性だよね…？」
　


せ「数年前に2つ属性持ちもいたような…」



「えっと…はっきり言うと無限で…なんでも出来るんです…」




し「あぁ〜見えてきた…髪で個性。無限の属性で魔法。portionドールにほぼなれる……から嫉妬か…」



せ「ほんとにそんなこと可能なんでしょうか…別に疑っているわけではないですけど…」





「非現実的過ぎますよね……」





やっぱり信じてもえないかなぁ……





う「とりあえずどちらの味方も出来ないけど、俺らはAを信じてるから。」




久しぶりに触れた暖かい言葉に目の前が潤んで見えた

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