霊柱は胡散臭い 弐【鬼滅の刃】

七十一話 蟲柱 ページ26

――――柱合会議




「―――以上で任務報告は終わりだね。それと今日から新しく柱に就任する子を皆に紹介するね」



御館様へ各々が担当区域のことを報告して会議は終わると思いきやどうやらまた空いた席を埋める新たな柱が生まれたらしい。




「さぁ、おいでしのぶ……」

「はい。」


そう言って登場したのは胡蝶しのぶと……

〖太刀川くーん！とうとうしのぶも柱になってたのよ！褒めてあげて〜〗


アンタもいんのかい！
久々に登場したのカナエさんだった。




「本日から蟲柱の階級を頂くことになりました、胡蝶しのぶです。」


堂々と己の紹介をする胡蝶妹。
ごめん、ちゃんと見たいけどアンタの姉ちゃんが気になって仕方ない。




〖見てみて太刀川くん！トーテムポール！〗

「…フッ…ｸｯ……」

「何笑ってんだ太刀川？」


胡蝶妹の顔のすぐ下に霊体を使って顔を出すカナエさんに思わず吹き出してしまい隣にいた宇髄に訝しげに見られた。

というか毎回毎回俺に会う度に笑わそうと新ネタ考えてくんのマジでやめて欲しい。

くだらな過ぎていつもは笑わないがこんな大事な会議で厳つい雰囲気の中あんなことされたら流石にキツい





「蝶屋敷のこともあるから皆しのぶとは顔見知りだろうけど仲良くするんだよ。」

〖御館様……懐かしく感じるわ。〗



おいおい、見えてねぇからって御館様を真正面で拝むな。自由人か





「それとA。この後残ってもらっても良いかな？」

「はい」



急に呼ばれてドキッとする



「よもや、なにかしたのか太刀川？」

「いや……………心当たりありすぎてわかんねぇ」

「介錯なら俺に任せろ。派手に首を飛ばしてやる」

「切腹しろってか」



冗談でも笑えねぇ。

そして柱合会議は終わり、俺はあまね様に連れらて奥の部屋へと向かった

七十二話 日の末裔→←七十話 逞しく

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す