二十一話 冨岡の守護霊 ページ22
「でも冨岡。お前は祓わなくても問題ねぇぞ。」
「?」
「お前の場合は守護霊が強ぇからな。」
冨岡は普通の人より守護霊の力が強い為とんでもない悪霊じゃない限り大半の霊は取り憑くどころか近づくことすら出来ない。
「おいっ、俺達の守護霊はどんなんなんだ?」
「お前らの場合は霊が取り憑きすぎて守護霊が捌ききれてない。」
「は、職務怠慢かよ俺の守護霊。もっと気合い入れて働けや」
「俺の守護霊をもっと働かせろ太刀川。」
「お前らもパワハラやめてやれよ。泣いてんぞ守護霊。」
この二人の守護霊は別に強くもないがかと言って弱い訳でもない。ただ、此奴らが幽霊にモテるだけだ。
「つーかそれが人に物頼む態度かよ。もっとなんかあるだろ。」
「働かせろやぁA……」
「もの頼まれてこんな恐怖感じたの初めてだよ。」
「じゃあ今までのことは謝ってやるからとっととなんとかしろ。」
「そんな高圧的な謝罪も初めてだよ。」
俺なんでこいつらと友達なんだろ……
「というわけで冨岡。もう問題ねぇから帰っても大丈夫だ。なんなら飯食ってくか?」
「いや、いい。」
「おぉ、とっとと帰れ冨岡ぁ。お前なんか呪われちまえ。」
「冨岡に強力な守護霊ついてるからって八つ当たりすんなよ。」
そして冨岡は数々の攻撃的な発言に無反応でてちてち帰っていった。本当にあいつは対応が大人だよ。
「お前ら冨岡にいじめみたいなことばっかすんなよ。嫌いなのはよく分かったから。」
「いじめではない。あいつが生意気で俺達を見下すから俺達もそれ相応の返しをしているんだ」
「なんかムカつくだろあいつ。」
「実弥にいたっては発想がいじめっ子だろ。」
まぁ、これに関しては冨岡の言葉が足りないゆえにまねいたことだからなぁ……
「だから冨岡に優しくすんな。」
「馬鹿か。それ言ったらいよいよいじめだろ」
「馬鹿ではない。お前がこっちにくればあいつを幽霊使って脅かして失禁ぐらいさせれるだろう。」
「その発想を世間では馬鹿って言うんだよ馬鹿。」
まじで俺はなんでこいつらと友達やっているんだろうか。
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原作通りにするか救済するか迷う……どっちが良いですかね?(人任せ)
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病葉 - ……………ってか五条悟ぅぅぅぅ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 5950959ea4 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 最高に面白かったです!!! (2020年12月6日 19時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁 - cvを中村悠一さんイメージにしてくださってありがとうございますm(_ _)m (2020年9月5日 21時) (レス) id: 66cf0f24ad (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - ↓空気読まないコメント (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
RE:0096 - 弁護士と書いて実.弥と読むw (2020年8月4日 15時) (レス) id: 6a54b9078c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月15日 19時