霊柱は胡散臭い【鬼滅の刃】

二十話 冨岡降臨 ページ21

コンコン。




「はぁい……あれ、冨岡？」

「いきなりすまない。肩が最近重くてな……」

「あぁ、取り憑かれてるかもってこと？まぁ、取り敢えず入れよ。」





遠慮する冨岡を家にあげる。

そうだよ。普通は無断で家に入らずきちんと要件言って家主が許可取ってから家に上がるんだよな。

最近不法侵入多くて忘れてた。みんなは嫌いでも俺は冨岡好きだぜ。きちんと常識ある。




「おい、お茶ぬるくなったぞ。太刀川は客をもてなすことも出来ないのか。」

「おいっ、なんで冨岡なんか入れてんだよ。俺達がいるだろうが。」

「黙れ不法侵入者共。」





ほんとにほぼ毎日こいつら見てる気がする。やめろよ、なんか柱が暇人だと思われる。





「悪ぃな。冨岡…うるせぇ奴らがいて。」

「構わない。」

「構わないだと？それは遠回しに俺達のことをうるさいとでも言いたいのか冨岡。」

「そんなとこに突っ立ってんじゃねぇよ。邪魔だ冨岡ぁ…」

「うるせぇよ冨岡アンチコンビ。」





もうすぐ突っかかってくるな。どんだけ嫌いなんだよ。確かに冨岡は無口で愛想がねぇから勘違いされやすいけど……





「お前らな…冨岡は俺に祓って欲しくて来たんだよ。」

「「俺たちだって祓って欲しくて来た。」」

「お前らはどんだけ祓っても数秒後に幽霊張り付いてんだから意味ねぇだろ。諦めて幽霊と共存でもしとけ。」

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