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「んで、そこダテさん」
その、まさかだ。
うそだ… 信じられない。
入学したばかりの頃は、まだ友達もいないのに良いのか悪いのか、好きな席に座っていいというルールで席順が決まった。
それからすぐに席替えをして、一度も近くになれた事なんてなかったのに。
番号順なら隣になれていたかもしれないと思うと悔やましいけど、こんな奇跡があるなんて私ってやっぱり運が良いのかもしれない。
宮舘君と渡辺君が話しながらこっちまで来ると、私の隣とその後ろに二人は座った。
「よろしくね、Aちゃん」
「…っ、な…！」
「ん？」
「…な、名前…知って、たんだね」
私の名前を知ってくれていた事に驚いた。
「なに言ってるの？同じクラスだったじゃん。それに…」
不思議そうに笑ったあと、何かを言おうとして辞めて、照れたように笑った。
告白してくれたじゃん、って言いたかったのかな。
あーもう、好き。
なんだ、その顔。可愛すぎる。
私の名前を知ってくれていた事も、告白した事を覚えてくれていたのも、嬉しくてどうにかなりそうだ。
「う、うん、そうだよね、ごめん変な事言った！ありがとう、嬉しい」
何を話していいか分からなくて早口でそう言えば、宮舘君はまた不思議そうな顔をしてはははっと笑った。
「なんでありがとう？面白いね、Aちゃん」
「そうなの！ありがとう！」
彼が私の名前を呼ぶだけでドキドキしてしまってまともに話せそうにない。
これ以上深澤の前で恥を晒す前に、私は慌てて前に向き直った。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
