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「あ、移動しなきゃ。じゃああとでね」
そう言って教室を出て行く友達を見て、そういえばテストでクラス分けされた数学の授業が今日からだったと思い出した。
私は自分のクラスだから移動しなくて楽だ、と考えていると、次々と他のクラスの子がやってきて、その中の一人に目が釘付けになる。
…うそ、宮舘君だ。
接点がなくなってしまったと思っていたけど、そんな事、なかった。
ありがとう、神様…
この授業だけでも宮舘君が拝めるなら、嫌いな数学もきっと好きになれる。
深澤も渡辺君もいるのだから、きっとここはバカクラスだ。
だけど、あぁ、文系で良かったと、数学が苦手である事を初めて良かったと思った。
「なんだお前もバカクラスじゃん」
「…深澤、今余韻に浸ってるから黙ってて」
「いやまだ喋ってもねーだろ」
そう言って深澤は、呆れながら当たり前のように後ろの席に座る。
「何で後ろに座んのよ」
「しょうがないだろ、そういう席順なんだから」
「…席順？」
「お前橋本、俺深澤」
ま、待てよ。
これは五十音順という事か…？
という事は、まさか、…まさかだけど。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
