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その"生徒会役員専用寮"とやらは、隣の山の中にある。



でかいからあのへんかな、とはわかるけど………、



んん、方向音痴ってほどではないけど、こういう山道は1人じゃ不安だなぁ……。


でも行くしかない。



道にはみ出た草を軽くどかしながら歩く。




ピッ


『痛っ。』



脚に痛みを感じ下を見ると、なんとも攻撃的に尖った枝が脚に刺さり、

その上動いたもんだからパックリ切れてしまった。



『このクソ枝………、』

「え!大丈夫??」



突如、後ろから聞こえた声。


まさかこんなとこに人がいるとは思わず挙動不審気味に振り返ると、



心配そうに私を覗き込む大柄な男と、

私を攻撃した枝を黙ってどかす細身の男がいた。



『あ、うん、こんくらい大丈夫!』

「でも血出てるよ??」



『まあ……でもどうしようもないし、いいよ。私不死身だからさ!!』

「…ん?」


なんでふざけようと思ったのかはわかんないけど死ぬほど後悔した。




「とりあえずうちにおいで!絆創膏あるから!」

大柄の男が口を開き、人懐っこい顔して笑った。


そして2人でズンズンと先に進みだした。



『え、家山にあるの?』

「まあ……そんなとこですかね」



人懐っこいあの人に比べて、この細身のハーフっぽい人はクールだ。


目が合っても、数秒と持たない。





「ついたーっ!」

『んえ?』




遠足でもしてるかのようにウキウキして言った大男。




目の前に立ちはだかる校舎…じゃなかった、寮。





『あんたら、ここの寮生なの……?!』



すると2人はいたずらっぽく、にんっと笑って。




ン「そうそう!やっとわかったね、俺ンダホ!」


マ「君が家政婦だよね?マサイです」




「「よろしく!!」」




大男ンダホ、ハーフマサイ。






この2人と、一緒に暮らすってことか…!?!?

寮生→←、



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設定タグ:フィッシャーズ , Fischer's , 家政婦   
作品ジャンル:ラブコメ
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途時(プロフ) - 続き楽しみです!頑張ってください!! (2019年11月2日 17時) (レス) id: 0814d2269e (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!!!!更新頑張ってください!!! (2018年12月7日 0時) (レス) id: 4cd3890c0e (このIDを非表示/違反報告)
誰かさん - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2018年9月17日 22時) (レス) id: 8e8bb61906 (このIDを非表示/違反報告)
ハスキー。 - めっちゃおもしろいです!!続きは更新しないんですか? (2018年6月16日 12時) (レス) id: c4fec463c8 (このIDを非表示/違反報告)
コシヒカリF - つづき楽しみにしてます! (2018年4月5日 11時) (レス) id: 98b00a612e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玖紺 | 作成日時:2018年3月6日 20時

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