転校先は美形男子だらけでした【刀剣乱舞】

野外教室6 ページ24

獅「ほら、大丈夫か？あと少しだから頑張ろーぜ」
鶯「あ、ああ。すまないな。争い事はあまり好きではないからな…… こういう時は茶を飲みたくなるな」
一「それは後でしましょう」
三「今は走るぞ。(Aにあーんするために…)」
獅「……ん？後ろから声がしなかったか？」
一「はっ！この声はAの声ですね」
獅「何で分かるんだよ！」
三「ともかく急ぐぞ」


長「おい！いたぞ！！」
鶴「抜かして驚かしてやろう！」
明「よう元気やな」
友子「私も疲れた……」
「私もそろそろ限界……………あっ…！！」

私は運悪く石に躓いて転んでしまった

友子「だ、大丈夫？！」
「う、うん！大丈夫だよ……っ……」
明「Aはん、血が……」

転んだ時に膝を擦りむき、血が出ていた

長「今すぐ手当てを……」
「だ、大丈夫だよ？！今は早く走らないと間に合わなくなるから！後ででいいか……」

すると、鶴丸は無言で私の前に背を向け屈んだ

「……え」
鶴「乗れ」
「え？！い、いや重いからいいよ！それにまだ走れるから……」
鶴「無理をしてほしくないんだ。頼むから乗ってくれ」
「で、でも……」

鶴丸は私の腕を引っ張り、無理やり背中に乗せて走り出した

「つ、鶴丸？！」
鶴「安心しろ！落としはしないから、しっかり捕まっててくれ」
「………う、うん」

長「まったく、美味しい所を取られてしまったな」
明「自分も乗せたかったなぁ…」
友子「もう、ずるい！！鶴丸！！」


そうこうしているうちに、ゴールまで後少しという所で三日月チームに追いついた

獅「やべ！追いつかれた！……って、A！足大丈夫か？！」
「う、うん。ちょっと転んじゃって」
鶯「血が出ているな」
一「あ"……A……血が……それに、鶴丸殿？！ずるいです！！」
三「よし、俺が後で手当をしてやるからな。後……鶴丸は後で俺の部屋に来い(黒笑」
鶴「おいおいそりゃ無いぜ」

言い争いながら走った結果……






同時にゴールしてしまった

先生「お！おつかれ！お前ら仲良いな、2チーム同時にゴールなんて！」
「いやいや、何平和に終わろうとしているんですか！結局どっちがスイーツを食べられるんですか？！」
先生「ん？何言ってるんだ。どっちも食べられるぞ」
「「「は？」」」
先生「あれ？言ってなかったか？優勝チームだけ食べられるっていうのは嘘だ。全員分あるぞ！」
「「「はぁ？！？！」」」

今までの戦いは何だったのか……


結局全員で仲良くデザートを食しましたとさ

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