はち ページ8
昼間に設定していたアラームの音で、目が覚める。
いつもスマホは右側に置いているから、右に手を伸ばすとその手は温かいなにかに握られて。アラームを止めることはかなわない。
「起きて、遅刻するよ」
優しい声がして。
そうだ、わたし幸せな夢を見たんだよね、増田くんと
「A」
、、、、増田くんの、声だ。
重たい瞼をなんとか持ち上げると目の前には増田くん。
わたしの右手は、増田くんの大きな手と恋人繋ぎにされていて、これも、夢？
「ますだくん」
「うん、おはよ」
「うん」
「ねむい？」
「ねむたい」
夢なら、いいかと目の前の増田くんの分厚い体に抱き着く。
「まだねたい」
「仕事でしょ？」
起きようよ、と頭をぽんぽんとされてその感覚がリアルで、夢じゃないんだ、って気がつきはじめる
そうだ、わたしたちきのう、
「A、朝なに食べたい？」
「、、うめぼしごはん、」
「梅干しあったかな」
起きよっか、ってだっこされて、力持ちだななんてぼんやり思う。
「じぶんであるけます」
「いいよついでだから、Aまだ眠そうだし」
歯磨きしよ？といつだったかわたしが増田くんのお部屋に置いていったはぶらしを濡らしてはみがきこを付けてから差し出してくれるからはみがきをして、増田くんから降りて顔も洗った。
「今日はなんのお仕事？」
「雑誌の撮影と、YouTubeの撮影です」
はみがきも、洗顔も済ませたらもう、しっかり目は覚めていて。今日の予定なんてすぐに出てくる。
「でも今日、午後オフだけど帰りは20時過ぎるかもしれなくて、」
北斗の次の仕事に19時には向かわないとって言ってたからどんなに伸びてもそこまでには終わるだろう。
「じゃあおれのが先に帰ってきてるかも、おれ今日どんなに押しても18時には終わる」
「それなら鍵、あげます」
だから、先に帰ってきてても入れるよねって思ったんだけど…
「ンフ、おれ下に住んでるのに？」
「あ、、、」
「そんなおれに会いたい？」
意地悪な顔して笑う増田くんに顔を覗き込まれて。一気に恥ずかしくなる。
たしかに、会いたいけど
「っあの、」
「いいよ、おれのもあげる、いつでもおいで」
おれもすぐ会いたくなって行っちゃうかも、と笑うのがかっこよくて、でもかわいくて、
「まってます」
「うん、待ってて」
おかえりって言ってね、とご飯の支度しにキッチンに向かってく。
「あ、わたしやります！」
「え？いいよご飯盛るだけだし」
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ねぎ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさん！終わらせてみました！ありがとうございます〜(; ;)わたしも恋しくなってきたので、またいつかこの2人でお話を書けたらなと思います！読んでいただきありがとうございました！別作品もよろしくお願いします！ (2022年6月21日 8時) (
レス) id: ad33ce073d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ついに終わってしまわれたのですね…！！！バタバタしていて、読むのが遅くなり、最終回とても寂しいです… 。もしまた機会があれば、続編等ご検討ください…！！！別作品の更新も楽しみにしております！ (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: a9e1723e86 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - 由乃（よしの）さん» わー！ありがとうございます！！！楽しんでいただけるような続きを書けるようにがんばります！！ (2022年1月11日 1時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
由乃（よしの）(プロフ) - きゃあーたかくんがあああ！ 続き楽しみです！！ (2022年1月10日 21時) (レス) @page33 id: a4b9ddb561 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - はなさん» え〜！ありがとうございます！！これからもバンバン出します！！！ (2022年1月8日 0時) (レス) id: 8a17a4a235 (このIDを非表示/違反報告)
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