再会 ページ9
『ありがとうございましたー！』
私がこの店で働き始めて3日が経った。
相変わらず元の世界に帰る方法なんて見つからないし、ここの国の文化にもまだ全然慣れていない。
けれど何よりこの店のお爺ちゃんのお陰で寝床も食べ物も確保出来て、人として最低限度の生活はちゃんと送れている。
改めて感謝っすわ、お爺ちゃん。
暫くはここでバイトしながら、ゆっくりするのもありだな…
とか呑気に考えながら毎日を過ごしている。
「A、もうそろそろ閉めるか」
『ほーい』
夜9時を回ったところで、いつものように商品を片付けて店の掃除する。
あー、お腹減った。
今日はここら辺で何か食べようかな……
金属類を奥の部屋に仕舞いながら、今日食べる夕食のことをずっと考えていた。
コシャリだっけ……隣の店にそんなエジプト料理あったよね？
あとターメイヤってのもめっちゃ気になるんだよね。
「じゃ、わしはもう帰るから最後店の戸締りよろしくな」
『はーい』
お爺ちゃんは最後に私に今日分のお金を数枚渡すと、徐に帰って行った。
『えーと、これを上に片付けて終わりか……ってか何この形、こんなのが売れんのか？』
頭の部分が鳥で体が人間の奇妙な金属のオブジェ。
エジプト神話とかに出てくる神らしいが、なんとも言えないビジュアルをしている。
『変なのが芸術てきな…？』
私はこの時、完全にオブジェに気を取られていた。
だから背後にいる"人物"になんて全く気づかなかったのだ。
「……」
そして、この時の私は完全に3日前の出来事を忘れていた。
"でぃお"と言うやつに殺されかけたこともスタンドのことも頭から抜けていたのだ。
もはや警戒心がないとかという問題ではなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「……こんばんは、もう閉店ですか？」
オブジェを片付けていると、突然背後から男の人の聞こえてきた。
うわぁ、と心の中で呟く。
こんな時間にお客さんか〜！
バットタイミングだよ、今商品仕舞い終わったばっかなんだよね。
『あー、ごめんなさいお客さ＿＿＿』
くるっと振り返るとそこには見覚えのある黄色い"奴"が立っていた。
｢……おい｣
『おっと？何をしているんですかお客さん、出口はあちらですよ』
「何を言ってるんだ貴様」
え、最悪すぎない？
何で"でぃお様"とやらがここにいるん？死んだ
「酷い顔だな、このDIOが直々に会いに来てやったというのに」
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わるび - 読み始めました。ふたりも見守るキャラクター達も凄く可愛らしくて、家族が居るのに笑ってしまいました( *´艸｀)素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございます！ほのぼのと癒されました。 (2022年9月23日 20時) (
レス) @page50 id: 08dad0f4f2 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人 - 夢主さん・・・・頑張れ骨があったら拾っときます。 (2022年8月24日 14時) (レス) @page41 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
夢主さんファンクラブ2番!!地獄の番人 - ツルツルピッカーん!!労宮を押すと確かに痛い (2022年8月22日 5時) (レス) @page37 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｳﾙ(プロフ) - 夢主さんファンクラブ2番!!地獄の番人さん» 色々と嬉しくて禿げます（？） (2022年8月21日 15時) (レス) @page36 id: cb2141a780 (このIDを非表示/違反報告)
夢主さんファンクラブ2番!!地獄の番人 - ﾗｳﾙさん作品とか関係ない、やりたきゃやればいいのです✨返信ミスではありませんよｳﾌﾌ♥ (2022年8月21日 8時) (レス) id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光と慈雨
| 作者ホームページ：http:// http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2022年8月5日 18時
