引力 ページ39
【如月A 女性 年齢18歳
好きな物は自動販売機の下にあるお金
嫌いなものは日曜日の夕方
趣味は汚れた硬貨をピカピカに磨くこと
特技は物凄い速さで水を飲むことが出来る
好きなタイプは紳士
最近何故か黄色が苦手になった
おにぎりが好き、特に塩むすびが好き………】
「DIO様、最近その紙をずっとニヤニヤして眺めていらっしゃいますね。何がそんなに面白いのですかえ？」
DIOは暗い洞窟のような自室でボインゴから受け取ったAのプロフィール帳を見ていた。
何度見ても内容は変わったりしないのに、何故か繰り返し目を通してしまう。
そして、なんといってもAのプロフィール帳は笑ってしまうくらい非常にくだらない内容だった。
「…いや、何も面白くない。こんなくだらない個人情報は初めてだと嘲笑っていただけだ」
DIOはメモ帳を閉じると、エンヤ婆に視線を向けた。
「エンヤ婆、今度は何を報告しに来た」
「そう、ジョースター一行がインドに入国したそうですじゃ。花京院に加えてポルナレフまでもがアイツらの仲間に……ッ！」
「ほう、やはりあの中に肉の芽を取り除ける者がいるのか」
どんどんカイロに近づいてくるジョースター達に焦るエンヤ婆。
それに対してDIOは謎に冷静だった。
仮にジョースター一行がカイロに到着したとしても、DIOは絶対に負けないという確固たる自信があったのだ。
だからと言って、そのジョースター達を放ったらかしにするつもりはない訳で。
「新たに刺客を送り込むしかないようだな」
「ええ、もうそのつもりでホルホースと私の息子が向かいました」
「そうか…」
安心したようにエンヤ婆から目を逸らすと、DIOは分厚い本を手に取ってパラパラとページをめくり始めた。
一体いつも何の本を読んでいるのか分からないが、彼が読書家というのは確かであった。
DIOの部屋には死後まもない女の死体と、１階の図書室から持ち出した本が同じくらい置いてある。
「その死骸は後で片付けさせます…どうぞゆっくりお休みになってくだしゃれ」
エンヤ婆はそう言って、DIOの部屋から出ていこうとしたその時であった。
"ピーンポーン"
聞き馴染みのない音が館に鳴り響いた。
きっとこの館にいる全員がこのブザーの音を聞いたのは初めての事であろう。
館にいる執事も吸血鬼もそして虫すらも、驚いて固まっていた。
暫くすると、くぐもった声がインターフォンから聞こえてきたのだ。
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わるび - 読み始めました。ふたりも見守るキャラクター達も凄く可愛らしくて、家族が居るのに笑ってしまいました( *´艸｀)素敵な作品を作ってくださり、ありがとうございます！ほのぼのと癒されました。 (2022年9月23日 20時) (
レス) @page50 id: 08dad0f4f2 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人 - 夢主さん・・・・頑張れ骨があったら拾っときます。 (2022年8月24日 14時) (レス) @page41 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
夢主さんファンクラブ2番!!地獄の番人 - ツルツルピッカーん!!労宮を押すと確かに痛い (2022年8月22日 5時) (レス) @page37 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｳﾙ(プロフ) - 夢主さんファンクラブ2番!!地獄の番人さん» 色々と嬉しくて禿げます（？） (2022年8月21日 15時) (レス) @page36 id: cb2141a780 (このIDを非表示/違反報告)
夢主さんファンクラブ2番!!地獄の番人 - ﾗｳﾙさん作品とか関係ない、やりたきゃやればいいのです✨返信ミスではありませんよｳﾌﾌ♥ (2022年8月21日 8時) (レス) id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光と慈雨
| 作者ホームページ：http:// http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2022年8月5日 18時
