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____桃side
幻聴、?
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頬を夕暮れの空より
紅く染めたシゲはそう告げた。
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俺のことを好きやと。
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桃「…シゲ?」
赤「っ、ごめ、忘れて。」
ぱっ、と振りほどかれた腕。
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ガララッ
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橙「重岡先生…??
えっと、試合の…」
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見覚えのある女性。
あ、居酒屋で会った人や。
なんて、呑気に考えていたんやけど
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赤「新しい備品の方。
俺よく知らんし、昭子先生の
担当なんでお願いしますわ…」
橙「うぇ…?あ、はい!!」
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そう言って、シゲは
さっきのことを無かったかのようにして
去っていってしまった。
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突然やってきた小柄な女性は
きょとんと、した顔で
俺の顔をまじまじと見つめた。
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橙「はっ、まさか、もしかして!」
桃「えっと?」
橙「もしかして…あなたは
重岡先生の元カレさんですか?」
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なんで、バレた。
すっごい気になるとこやけど
でも、ここは大人な対応をせなあかん。
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桃「いや、そうゆうのじゃないですから、
昔からのただの友達です。」
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ガチャン
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陶器の割れた音とともに
赤「……」
出ていったはずのシゲがそこにはいた。
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あっ、と思った時には
もう彼の姿はなくて。
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そこには、シゲがお客様用に
出そうとしていたのであろう
お茶が散乱していた。
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橙「重岡先生!!!!!」
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女性は俺を押しのけ、彼を追いかけた。
ただの友達、と彼を傷つけたのは
自分のはずなのに…
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心がちりりちりりと痛む。
桃「…シゲ」
心で想っていたのは、
花恋やないんや…
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昔からずっと変わらない、
重岡大毅が大好きだった。
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でも________
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a ma ko(プロフ) - G.M.Lさん» 完結して日が経つのにも関わらずお目に通していただけて嬉しいです…*.'。そのシーンは私も大好きなシーンなので、気に入ってもらえて良かったです( ;;) これからも末永く応援の方よろしくお願い致します。 (2018年8月19日 19時) (レス) id: 380c88ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
G.M.L(プロフ) - 今更ながらに読ませていただきました。本当に面白かったし、泣けました。流星がカフェから出て1人で静かに泣いてたのを小瀧が見たという描写の所から最後までずっと泣きっぱなしでした。笑大号泣です。笑笑これからも応援してます。 (2018年8月18日 18時) (レス) id: 1498944345 (このIDを非表示/違反報告)
a ma ko(プロフ) - ゆり。さん» 最後まで応援ありがとうございました!また、長編も出すかもなのでそちらも応援して下されば幸いです*. (2018年8月10日 22時) (レス) id: 380c88ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!読んでいてわくわく、ドキドキ、きゅんきゅん、いろんな感情が楽しめました(^-^)素敵な作品をありがとうございました! (2018年8月8日 7時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
a ma ko(プロフ) - けーた。さん» すみませんハラハラさせてしまいましたか、笑 同じ社会人としてそう言って頂けると心強いです… けーた。さんもお忙しいとは思いますので、少しでもお疲れを癒せるような作品を目指していきます!! (2018年8月5日 22時) (レス) id: 380c88ddd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:a ma ko | 作成日時:2018年6月22日 19時