入園希望ですか？ (ページ2)

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2人の男の子ページ2

？？「なんで！！おれが先に使ってたんだもん！かえしてよ！！！」

？？「おまえきのうもいっぱい使ってたじゃん。ちょっとくらいいいだろ」

きつねぐみのプレートが下げられたドアを開けると、そこに居たのはクラスの中心で綺麗な水色の瞳を怒りの色に染めている小さな男の子。

それに対して静かに、しかし威圧的にあしらおうとするサメ歯が特徴的な男の子が言い争いをしている最中でした。

『はいはい、2人ともどうしたの？』

慣れた様子で安藤が彼等の間に入ると、なかむ、と書かれた名札をつけた男の子が息を荒げた様子で話し出します。

Na「せんせい！しゃーくんがおもちゃ貸してくれないんだよ…！」

Sha「なかむがひとりじめするのがいけねーんだよ」

シャークんと書かれたプレートをつけた男の子がすぐにそれに反論する。

『はいはい、落ち着いて。この間喧嘩した時に順番書いて使おうって決めたわよね？』

そう言って安藤はおもちゃがしまってある棚の方から一枚の紙を持って来ます。

『えーっと、今日の順番は…きんときくんからって書いてあるわよ？』