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授業を完全に寝過ごして、あっという間にやってきたお昼。
 
屋上は生憎立ち入り禁止で、どこかの少女漫画みたいなことはできない。

「A〜!!」

『わ・・・舞衣』

私の唯一の友、・・・!!

「一緒にお昼食べよう!」

『うん…じゃあ、教室でいい?』

「いいけど・・・マタカ」



◇◇◇



『おいしい・・・』

母親の手作りお弁当をもっきゅもっきゅと食べながら、ちょうど窓際の私の席から見える中庭を覗く。

『・・・・・いる・・・!!』

「あー、あの・・・ら…んらん、先輩?」

『・・・!』

うろ覚えの名前を首を傾げながら言う舞衣に、こくこくと力強く頷く。

いつもらんらん先輩は他の友人数人と中庭でお昼を食べている。
自分の育てている野菜を見つめながら。

その尊い様子が、私の教室の窓からちょうど見えるのだ。

誰もここにいないのであれば、今すぐ
「かっこいいーー!!!イケメンすぎる!!
声もいい、性格もいい、頭もいい、 まじ
先輩最高!!!」
と叫び出したい。

『らんらん先輩を見つめながらのお昼はやはりお弁当が進みますなあ…』

いっそのことらんらん先輩を食べちゃいたい←

「今変なこと考えたでしょ」

『うぐっ』

唯一の友人に釘を刺されて、だいぶいたい。
釘すごく深く刺さってるよ←

『かっこいい・・・』

友人と楽しそうに話なすらんらん先輩は、この世の何より輝いて見える。

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シロチャロ(プロフ) - らんらん様の作品つくっていただきありがとうございます!!!僕もらんらん大好きなんですよ! 推しの作品が少ないから自分でつくる。最高な考えじゃないですかぁw (2020年9月30日 23時) (レス) id: 56d67e8690 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うる | 作成日時:2020年9月9日 18時

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