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第四話 ページ8

・・・どうして、どうしてあの人は消えた?


さっき迄、近くにいたのに。




少し考え事をしただけで、まるでそこに元から居なかったかのように消えてしまった。



『何が、どうなってんの・・・・・・』



驚き、恐怖、焦り・・・


色々な感情が混ざり合い、私の体は膝から崩れ落ちてしまった。



脱出、しないと。


記憶を取り戻して。



こんな所で座ってる場合じゃない。



早く立って、私の家に向かわなきゃ。



『ッ・・・・・・』



重い体に鞭を打って何とか立ち上がるとふらふらと歩き始める。


・・・そう言えば、私の身につけているものは調べていなかった。



そう思って体を見てみるも、制服を着ている、ということ以外は何も出てこない。



制服以外のものと言えば、このヘアゴムだろうか。


黒色のゴムに、雫型で透き通った水色をした宝石がぶらさがっている。




何だか懐かしい気持ちがする。




・・・左手に通っているヘアゴムに、触れた。







.

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作者名:秒で消えたママ | 作成日時:2021年2月5日 20時

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