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二人きり、といっても相手はミンハオだ。
今までもこうして二人きりで過ごす機会は幾度となくあった訳だし、特別感は一切なくまったりとした時間が流れるだけ。
本人には伝え忘れたけど、再婚おめでとうだとか、お祝い何あげようとか、明日はどこ行こうとか。
取り留めのない昔話も沢山した。
大いに盛り上がる訳じゃないけど何だか凄くホッとして、ミンハオとしかできない話はやっぱり楽しかった。
だからかな、お酒がえらく進んでしまって…気付けばとんでもない量の空き缶やら空き瓶やらに囲まれていて、目の前のミンハオもめちゃくちゃ酔っ払ってしまってた。
「えー！ちょ、ミンハオめっちゃ顔赤ー！」
「いや、おまえも人のこと言えないから」
「えー！うそ、」
洗面所に駆け込んで鏡を見ると…これはいかん、というくらいに頬も目もまっ赤っかになっちゃってて。
そんな自分の顔を見た瞬間、ぎゃーって叫んでしまった。
リビングから「夜中だけど」って苦情が聞こえ、また急いで戻って時計を見ると、なんともうすぐ日付けが変わるじゃないですか！
いつの間にそんな時間過ぎてたの！？
「わぁー！やばい、ジュンさんから電話来てたかも！」
部屋の隅に放り投げっぱなしだったバッグからスマホを取り出して確認すると、案の定ジュンさんからラインやら着信やらがきていて。
でも最後のメッセージには「忙しいかもだから連絡は明日でいいからね」って気遣いの言葉が入ってた。
ああもう、大好き。優しい。
あ、スヨンからもライン…ミンハオとの経緯を追及する内容。やっぱりな…！
それには丁寧に「また会った時に飲みながら一晩かけて話します」って返しといた。
「あ、ねぇミンハオ、ウヌから明日みんなで遊ばない？ってラインが」
「ん、俺にも入ってた」
「どうする？」
「もう断った」
「え、何で？明日暇じゃん」
「Aいない時に遊ぶからいい」
「えっ、なんでよ？」
私の問い掛けに返事はなく、何食わぬ顔でワインあおぐミンハオに、何となく気持ちを察して。
目の前の席に戻り、頬杖つきながらミンハオをジーっと見遣ると、「何ニヤニヤしてんの」と軽く睨まれた。
「だって…今更ウヌにヤキモチ妬いてどうすんの？私にはもうジュンさんがいるんだよ？色々おかしいじゃん」
「それはそれ、これはこれだから」
恥じらいも躊躇いもなく、あっさり認めて反論してくるんだもん。
可愛いなって思ってしまったのは仕方ないと思う。
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桜(プロフ) - テテテテさん» テテテテさん、読んで下さって本当にありがとうございます！楽しんで頂けたようで心から嬉しいです！またエピソード追加していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします^ ^ (2022年7月9日 18時) (
レス) id: 3e22852134 (このIDを非表示/違反報告)
テテテテ - シリーズ、とても面白くて一気見してしまいました！！情景や感情の表現がすごく上手でとても楽しかったです(^-^) (2022年7月9日 11時) (レス) @page25 id: 7f77bb0a6b (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - apricot384さん» 楽しく読んで頂けてよかったです！放置してて申し訳ないですm(_ _)mひとつ連載のものが完結しましたので、こちらも再開していきますね！楽しみにして下さってありがとうございます^ ^ (2022年2月28日 17時) (レス) id: 3e22852134 (このIDを非表示/違反報告)
apricot384(プロフ) - 楽しく読ませていただきました！続きが気になります！更新ゆっくりでいいので待ってます꙳★*ﾟ完結してほしいです！よろしくお願いします！ (2022年2月28日 15時) (レス) id: 5c0405314d (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - かなさん» いるので、本当に嬉しい限りです！何回も読み返して頂けるの、幸せすぎます(；ω；)偉そうなんかじゃないですよ、ご指摘でもご要望でも、何かしらのお言葉を頂けるだけで嬉しいのに、いつも素敵なご感想ありがとうございます！幸せな気持ちです！ (2020年7月21日 23時) (レス) id: 7c3bd25805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nyar
| 作成日時：2020年6月30日 6時
