奇跡的 ページ29
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結局メニューリストの中からマスカットの炭酸ジュースを選んだジュンフィさん。
色味だけは皆と一緒だねってジヒョが言うと、シャンパングラスをワインのスワリングみたいにくるくるやりだして得意げな顔。
炭酸シュワシュワいってるし普通に溢してますけど。
さっそく制服汚して慌てるジュンフィを見て、また皆で笑った。
何これ楽しいな。
ジュンフィさんもさっそく馴染んでるし、楽しそうでホッとする。
皆で乾杯して美味しいお酒飲んで、今日はいい日だ。うん。
「それにしてもここのお店って見事にイケメンばっかりですよね〜。どこで見つけてくるんですか？」
「俺とジョンハンとジスは大学の同期で、ミンギュはお客で来た時にスカウトしたんだ。
ここは先輩に譲ってもらったお店で、最初はただのバーだったけどジョンハンの案でコンセプトを変えて、今みたいなボーイズバーの形式になったんだよ」
「だってこれだけイケメンが揃ってんのにそれ売り物にしないとか勿体ないだろ」
「ヤ〜…、ジョンハンさんが言うと嫌味でも自慢でもなくただの事実ですね〜。
でもこれだけイケメン揃いだと皆彼女いるんでしょ？」
「いても営業上いないって言う事が多いけど、実は今うちの店全員彼女いないんだよな。これホントたまたま」
スンチョルさんの答えにジョンハンさんが「奇跡だろ？」って被してくる。
うん、確かに奇跡的。
ミンギュは知る限りだと、私と半年前に別れて以降、彼女いない。
ミンハオも３ヶ月前が最後かな？確か。
「ジュンにも面接の時に訊いたけどいないってさ。な？」
スンチョルさんが相槌を求めると、ジュンフィさんはうんって何故か元気に頷いた。
ミンハオは聞きに徹して今のところほとんど会話に入ってきてない。
立ち位置はいつの間にか私の真向かいなんだけど、心なしかいつもより元気がない気がする。
あんまり目が合わない。
「という訳で今全員フリーなんだけど、Aとジヒョちゃんは誰が１番タイプ？」
「え、私はあの人かな！」
ジョンハンさんの唐突な質問にジヒョが即答で指差したのは、別のお客さんの接客をしていたミンギュ。
お〜、とスンチョルさん。
なんだよ〜、とつまらなそうなジョンハンさん。
ミンハオとジュンフィさんは一旦ミンギュに注目するも、すぐまたこちらに向き直る。
「じゃあAのタイプは誰なんだよ？」
覚悟はしてたけどやっぱり私も訊かれるのね。
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桜(プロフ) - bananalove0705さん» すみません、まだ空っぽなので一話でもアップできたらすぐにパス外しますね！少々お待ちください^ ^ (2020年4月10日 18時) (
レス) id: 5aafe05b98 (このIDを非表示/違反報告)
bananalove0705(プロフ) - 番外編のパスワード教えていただきたいです！ (2020年4月9日 23時) (レス) id: bc0232df0e (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - こゆきさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けてとても嬉しいです！頑張ってお話進めますね！ (2020年2月19日 17時) (レス) id: 5ee86f0a2e (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - この話面白くて大好きです！ 更新がんばってください！ (2020年2月16日 23時) (レス) id: cf5519a127 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - めぐさん» コメントありがとうございます！繊細なんて嬉しい！なかなかスムーズに進みませんが、楽しんで頂けるよう頑張ります！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 5ee86f0a2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nyar
| 作成日時：2019年11月30日 1時
