【妖の森】カルミア、僕が嘘をついた日。【派生作品】 (ページ10) - 小説

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いちがつのついたちページ10

＿＿

＿＿お正月

僕にはどうにもできませんでした。

辛いことがあると、皆誰かに救いを求めます。
僕は僕に救いを求めました。
そしておかあさまと男の人にも。

彼らの死体は少し固くなっているものの、
まだ腐ってはいなさそうでした。
ですので、いただきました。

僕を狂わせた血の味に溢れる肉。
邪魔な白骨、内臓。すべて。

そしたら、僕の中の僕が生まれたのです。
いえ、僕が。僕が作ったのです。

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作者名：おもちもち | 作成日時：2020年2月24日 23時