R:貴方が重い病気にかかってしまった ページ37
ある日、彼女がある病にかかった。
随分と重い病気らしく、治す事は非常に困難らしい。
それからずっとAは寝たきりだった。
そして今日も、彼女の部屋に向かう。
俺は花や果物の入ったカゴを片手に扉を開く。
「おいA、入るぞ。」
彼女のベットの隣にある椅子に腰を掛ける。
俺と話す為、彼女は少し起き上がろうとした。
「...動くな、症状が悪化したらどうするんだ。」
今でも随分と辛いはずなのに、これ以上彼女を苦しませたくない。
それが俺の本心だった。
『あ...ごめんね、』
小さな声でそう言って、彼女はまた楽な体制に戻す。
「ん、良い子だ。このカゴの中身は好きにしていいからな。」
俺がそう言ってやると、彼女は少し嬉しそうに微笑み、頷いた。
しかしその瞬間、彼女は強く咳き込む。
これもこの病の所為だ。
「大丈夫。大丈夫だ。ごめんな...ずっとお前の傍にいてやるからな...。」
彼女を安心させる為にそう言うと、
Aはもう一度眠りに就いたのだった。
99人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも - ああああああ好きだああああああ((うるさい (11月4日 18時) (レス) @page24 id: 8c04d9af7a (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - ユキさん» ユキさん、ありがとうございます!私もメア様大好きです〜! (2022年10月15日 21時) (レス) id: ac8111230b (このIDを非表示/違反報告)
お猫様(モドキサブ) - ユキさん» わかる。←久しぶりの登場 (2022年10月15日 1時) (レス) id: cbb1e5dbbc (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 口からケチャップ吐きそうな位カッコいいんだが?(大のナイトメア好き) (2022年10月9日 21時) (レス) @page7 id: 785e1889ff (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - マナサさん» ありがとうございます!引き続き明日も書かせて頂きます! (2022年9月26日 22時) (レス) id: 8953e14b27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:暇な人 | 作成日時:2022年8月31日 21時