弁当。 ページ21
｢おお、遅かったじゃないかお前ら。｣
ナイトメアはニヤリと笑ってそう言った。
｢ちょっとセンパイ...って...｣
クロスがナイトメアに何か言おうとすると、
その周りを見て彼は唖然としていた。
何故なら...
｢全部一人で終わらせたんですか!?｣
地面には真っ赤な血の跡が広がり、
人の声は全く聴こえない。
周りを見渡せば住処のドア付近には
逃げ出そうとしたのだろうか。
赤い足跡が三歩ほど残されていた。
まあ疲れているこちらからしたら、
寧ろありがたいのだが...
だからといって1人で全てやるだなんて。
｢ん?ああ、お前らが来ないから暇でな。｣
暇潰しでやることではないんだよなぁ。
*
いつの間にか昼になっていたので、
とりあいず昼食をとることになった。
...まあ殆どここのメンバー達は何もしていないのだが。
昼食は私とクロス特製のお弁当である。
いつも仕事に行くメンバー用の為にお弁当は作っているが、
今回は少し華やかになる様に作ってみた。
山登り等疲れた後のご飯は最高に美味しいだろうし、
ピクニックというそれ目当ての行為もある程だ。
なんならもうピクニックなのではないか。
レジャーシートを敷いて、昼食の準備は完了!
｢いただきます!｣
皆は声を揃えてそう言った後、次々とお弁当を食べ始めた。
｢...!今回はなんかいつもより
手が込んでるねぇ〜!｣
｢確かに...｣
｢旨っ!｣
皆美味しそうに食べてくれて良かった。
頑張って作った甲斐があったなぁと感じた。
｢皆喜んでくれて良かったですね。｣
クロスは微笑みながらそう言ってくれた。
...うん。やっぱり辛い事もあるけど、
少なくとも私は前よりも楽しい生活を送れている。
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奏(プロフ) - 暇な人さん» ありがとうございます！( இ﹏இ ) (2022年5月20日 16時) (
レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 奏さん» あっ、私も気が付きませんでした💦それくらい謝らなくても大丈夫ですよ〜 (2022年5月20日 7時) (レス) id: b5551d432f (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - あっ今更ですけど星5じゃなくて☆10ですね…すみません… (2022年5月19日 22時) (レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 緋色月さん» ありがとうございます！名作だなんて嬉しいです！ (2022年5月3日 7時) (レス) id: 8953e14b27 (このIDを非表示/違反報告)
緋色月 - わぁ！また名作が増えそうな予感…！メア様の反応集もお疲れさまでした〜！ (2022年5月2日 22時) (レス) @page2 id: 4e086c8002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇な人 | 作成日時：2022年5月2日 7時
