登山 ページ20
今日は全員で同じ所に仕事に行くらしい。
どうやら山の中にある村を1つ潰すと...
いや、流石におかしいだろうと思ってナイトメアに訊いた。
だって村全体がターゲットなんておかしいだろう。
全員が何かやらかしている訳でも無いだろう。
恐らく小さい子などもいるだろうし...
｢あの村は犯罪集団が集まっているが、
お前の言う通り全員がそういう訳では無いかもしれない。
しかし、少しでも証拠が残ると色々なところに広まるからな。
慈悲は捨てろ。｣
...確かに彼はそういう者だ。
これまでに無慈悲という言葉が似合うモンスターがいるだろうか。
｢ねぇ、今日の場所って山でしょ。
じゃあ山登りとかしない？｣
キラーはそう提案する。
キラーは自由だが、彼の提案のお陰で少し楽しくなっている所もある。
｢まあ足腰の鍛えにもなるだろうしいいだろう。｣
というかナイトメアが余りキラーの意見に対して拒否している様子がないが...
それくらい彼に余裕があるという事だと思う。
｢え...でもボス、｣
｢はぁ...昼食とか俺らが用意しなきゃじゃないですか。
少しは俺達の苦労も考えて下さい。｣
ホラーは何か言いかけたがクロスと重なってしまった。
俺達という事は私も手伝わないといけない様だ。
まあ、確かに仕事に行ってもあまり活躍はできないだろうし、
ちゃんと手伝おうじゃないか。
という事で山の麓に来たのだが...
肝心のナイトメアは
｢じゃ、精々山登り頑張れよ。俺は村の方で待っておいてやるから。｣
そう言って消えてしまった。
ホラーは｢まさかとは思ったが...｣と呆れた様に言っていた。
彼の言おうとしていた事はこれか。
...彼らもすぐ近道を使って村へ行けるのだが、
それだとナイトメアにバレてしまうのが本当にタチが悪い。
｢チッ...あのタコ...｣
マーダーは腹を立てた様子でそう言った。
気持ちは分かるが、タコって...
*
絶賛山登り中の私達。
数十分程登ると、村が見えてきた。
正直今から仕事をする気にはなれないのだが...
｢おお、遅かったじゃないかお前ら。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏(プロフ) - 暇な人さん» ありがとうございます！( இ﹏இ ) (2022年5月20日 16時) (
レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 奏さん» あっ、私も気が付きませんでした💦それくらい謝らなくても大丈夫ですよ〜 (2022年5月20日 7時) (レス) id: b5551d432f (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - あっ今更ですけど星5じゃなくて☆10ですね…すみません… (2022年5月19日 22時) (レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 緋色月さん» ありがとうございます！名作だなんて嬉しいです！ (2022年5月3日 7時) (レス) id: 8953e14b27 (このIDを非表示/違反報告)
緋色月 - わぁ！また名作が増えそうな予感…！メア様の反応集もお疲れさまでした〜！ (2022年5月2日 22時) (レス) @page2 id: 4e086c8002 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暇な人 | 作成日時：2022年5月2日 7時
