我儘 ページ16
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｢___ やっと出たか。｣
たった一日しか経ってないのに何故か久しぶりに左馬刻の声を聞いた気がして心臓がドキッとする。
｢お前ずっと無視しやがって___ ｣
『お願いがある！』
｢あ"？___ 何だ。｣
左馬刻の言葉を遮って私は少し大きめの声で言うと、私からのお願いが珍しいからか聞いてくれる。
『私とデートして下さい！』
｢___ いつだ。｣
『___ え、いいの？』
｢てめえから言ったんだろうが。早く答えろ。｣
『左馬刻が、大丈夫な日で___ 』
｢じゃあ明日朝迎えに行く。待ってろ。｣
それだけ言うと電話は切れた。
私はあまりに呆気なくOKされて少しの間携帯を耳にあてたまま固まっていた。
ハッとして有美にメールで報告すると喜んでくれて私は少し頬が緩む。
何処へ行くかとか決めては居ないけど、とりあえず私は急いでお風呂に入って明日の準暇をして寝た。
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朝左馬刻からのメールで下へ降りると、初めて見る車が停まっていて周りをキョロキョロしていると左馬刻が運転席から降りてきた。
｢てめえ何してやがる。早く乗れ。｣
『え、左馬刻の車？』
｢ああ、良いから早く乗れ。｣
私は後ろに乗ろうとすると凄い勢いで怒鳴られて助手席へ慌てて乗る。
車は発車して私は左馬刻と気まずくて外を眺めていた。
何処へ行くのかも分からないし聞けなくてチラッと左馬刻を見ると運転する左馬刻が格好良くて見つめてしまう。
｢___ 何見てやがる。｣
『___ 何でもないです。』
｢おい、こっち向け。｣
信号が赤になり、車を停めて私の顔をグイッと自分の方へ向けた。
｢___ いつもと化粧が違えな。｣
『___ え？』
それだけ言うと私から手を離し、信号が青になって車が動き始める。
まさか気づくとは思わなくて私は左馬刻を見つめたまま固まった。
そうこうしているうちに目的地に着いたのか左馬刻に車から引きずり降ろされる。
『あれ、此処って___。』
そこは有美が言っていた最近出来た私の好きなブランドのお店。
｢ちんたらしてんじゃねえ、行くぞ。｣
『え、あ、はい。』
左馬刻の後ろを慌てて付いて行き、お店の中に入ると可愛い服やアクセサリーなどが沢山売っていて私のテンションが上がるのがわかる。
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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます！もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (
レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ！ もちちさん凄く面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました！とても、面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして！嬉しいです！！ありがとうございます(＞＜) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！！束縛、嫉妬系良いですよね！好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@羽黒 | 作成日時：2020年10月9日 1時
