納得 ページ13
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入間さんは｢頂きます。｣と言って紅茶を一口飲み私を真っ直ぐ見た。
｢此処からは左馬刻にも関わる話しにもなります。聞きますか？｣
そうやって聞いてくると言う事は今私と左馬刻がどういう状態なのかを知っているのだろう。
私は静かに頷くと入間さんは話し始めた。
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入間さんの話しによると、私がまだ中学二年生だった頃父親が殺人を犯し刑務所へ入れられた。
それを知った闇金の人達は肩代わりさせる為に私を探し始めたそうだ。
私を探す依頼を受け動いたのは左馬刻だった。
簡単に私の居場所が掴め左馬刻は学校帰りの私を捕まえようとしたそうだ。
だけど、何故か私を捕まえなかった。
入間さんはたまたま事務所で私の写真を見つめる左馬刻を見掛けて声を掛けると意外な言葉を放ったそう。
｢俺がコイツのくそ親父の借金払った。｣
流石の入間さんも左馬刻がそんな事するとは思ってもみなくて、それ以上は聞かなかったそうだ。
だけど、あれから仕事以外で何処かへ出掛けて行く左馬刻を頻繁に見るようになり気にはなっていたそう。
たまたま左馬刻を見つけて声を掛けようとすると、ただ優しそうな顔をして煙草を吸いながら何かを見つめていた。
その視線の先に居たのが___ 私だ。
私が一人でスーパーの帰り道に歩いて帰っている姿を遠くから見つめていたそうだ。
その時に入間さんは気づいた。
________ 左馬刻は私に惚れていると。
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その話しを聞いて私は呆然としていた。
｢やはり知らなかったですか。｣
『そ、そんなの左馬刻から何も___ 』
｢まあ、左馬刻は言わないでしょうね。｣
私は左馬刻の家から出てきた私の写真を思い出して納得した。
あれは依頼を受けた時に渡された写真なんだ、と。
｢だから、実は片思い歴が長いんですよ？｣
『あの、左馬刻が？』
｢そうですよ、あの左馬刻が。｣
そう言ってクスクス笑う入間さんに私も釣られて少し顔が緩む。
｢だから、無視しないであげて下さい。｣
『___ え？』
｢左馬刻から連絡かなり来てるでしょ？確かに苛立っていましたけど少し悲しそうにも見えました。｣
そう言われて私は意外だな。と思いながらも左馬刻に悪い事をした気分になった。
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いずな - 蛙離茶さんありがとうございます！もちちさんすいません (2021年1月20日 17時) (
レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
蛙離茶 - いずなさんもちちさんがモ父さんに変換しちゃってますよ！ もちちさん凄く面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 2527b580b0 (このIDを非表示/違反報告)
いずな - モ父さんのこの作品を見て束縛、嫉妬にはまりました！とても、面白かったです！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: 9b4203012a (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - リンさん» 初めまして！嬉しいです！！ありがとうございます(＞＜) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
もちち(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！！束縛、嫉妬系良いですよね！好きな人にされるとキュンキュンしちゃいます(^q^) (2021年1月11日 6時) (レス) id: f43d196550 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@羽黒 | 作成日時：2020年10月9日 1時
