束縛系男子【碧棺左馬刻】

約束 ページ1

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『だから違うってば！』



｢あ"あ"？何が違うってんだ。言ってみやがれ。｣




今私は左馬刻の事務所で追い込まれる事30分経過しています。




『だから、本当に寝てただけだってば。』



｢寝てても携帯が鳴りゃ起きるだろうが。｣





左馬刻が怒っている理由は________



私が " 電話に出なかった " ってだけ。




｢お前俺との約束忘れたのか？｣



『わ、忘れてないけど___。』



｢じゃあ、言ってみろや。｣



『 " 左馬刻からの電話には必ず出る " 』



｢覚えてんなら何で出ねえんだよ。｣



『だから、本当に寝てただけだって！___ っ！』




左馬刻は私の言っている理由に納得がいかないのか、私の腕を強く掴み自分の方へ引き寄せた。





『いっ、いた、い！！』





左馬刻は私の首に思いっきり噛み付き、血が出た所をペロッと舐める。





｢てめえは俺のモンなのに言うこと聞けねえんだろ？｣



『そ、そういう訳じゃっ、___ っ！』






私が言い訳をしようとしたらいつもこうなる。



肩や首に血が出るまで噛み付く。



そのせいか私の首や肩には無数の左馬刻の印が大量にある。





『ゆ、るして、痛、い！』



｢じゃあ、次からどうすんだ？｣



『寝てて、も起きて電話、に出る、！』



｢次はこんなんじゃすまねえぞ。｣



『ごめ、んなさ___ いっ、っ！』





今日は機嫌がMAX悪いみたいで私の指にまで噛み付いてきた。





｢今日は言わねえのか？｣



『左、馬刻___ 愛して、る。』



｢はっ、___ 上出来だ。｣





左馬刻に激しくて深いキスをされて私はクラクラする。



そのまま私は左馬刻が満足するまで愛された。






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私は破ってはいけない左馬刻との約束事がある。



(１)： 左馬刻からの電話には必ず出る。


(２) : 男との絡みは一切禁止。


(３) : 左馬刻が来いって言ったら直ぐ行く。


(４) : 別れ話はしない。 " 死んでも "





左馬刻には自覚があるのかは分からないけど左馬刻からの束縛はかなり酷いものだ。



束縛なのか私への依存なのか最近では良く分からなくなってきている。




でも、私は左馬刻から " 好き " と言われた事は一度もない。




いつも私から言わされる。




それでも私は左馬刻から離れられない。



離れようとしたらどうなるか分からないから。






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