.月の願いを込めた石. ページ18
「ほぉ…アタシも何年とこの店をやってるがねぇ…月長石は貴重さ。」
「だから半端な腕のモンにはやりたくないんだよ」
『…』
「だが〜…トンクス、お前を信じるよ。5ガリオンでどうだい」
あまりの金額に言葉を失った
13歳の私にそんなお金があるわけが無い
ﾄﾝｸｽ「あ〜私が出すよ」
と言ってポーチから硬貨を出した
Aは申し訳ない気持ちでいっぱいだったが
トンクスはニコニコ笑顔で良かったね！っと言ってくれた
店を出た後私は必死で謝った
『私が連れてきたのにお金出せなくて…！本当にごめんなさい！あんなに高いって知らなくて…』
ﾄﾝｸｽ「あれ実は経費。」
思わずキョトンとなってしまった
『え？』
ﾄﾝｸｽ「魔法省の金だよ！怒られるかなぁ！」
と言って笑っていた
トンクスの自腹では無さそうだ
笑いながら歩いている時
ふと見覚えのある人物が目の前を通った
『…お兄ちゃん？？』
すっかり成長し、大人びたドラコがそこにいた
顔には焦りや悲しみ、恐怖と
精神状態がまともでは無さそうだった
そうか…ルシウスがアズカバン送りになったから…
ﾄﾝｸｽ「ちょ、ちょっとA！どこ行くの！」
ﾄﾞﾗｺ「A…？？？」
私がドラコの後を追いかけていこうとすると
トンクスが大声で呼んだ
その聞き覚えのある名前に無意識に体が反応する
『お兄ちゃん！！』
ﾄﾞﾗｺ「A！？どうしてノクターンなんかに…」
『魔法薬の材料集めよ！お兄ちゃんは？』
ﾄﾞﾗｺ「僕はまぁ…少し用事があってな」
ﾄﾝｸｽ「なんだ…アンタたちは普通に話すんだね」
『うん！親の前では不仲だけど！』
ﾄﾝｸｽ「２〜３年越しに会ったんじゃない？」
ﾄﾞﾗｺ「そう…だな」
ﾄﾝｸｽ「ならもう少し話てきなよ！私はその辺ぶらぶらしてるからさ、なんかあったら守ってやってよ？」
ﾄﾞﾗｺ「わかった。」
ドラコが死喰い人の息子だからといって
いきなり敵視をしないとこがトンクスは大人びていて素晴らしい
ー
トンクスが傍を離れてから
2人は思い出話に花を咲かせていた
2人で屋敷の中を探検した話や
庭で滑って泥だらけになった話など
話題が本当に尽きなかった
そんな時
私は11歳の災厄の誕生日を思い出した
ドラコがくれた花束の中に
たしか薔薇の花も入っていたような気がする…
ﾄﾞﾗｺ「最後に祝ったAの誕生日、覚えてるか？」
ドラコも丁度その話を話し始めた
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葵 - 続編とても待ちどうしいです！頑張ってくださいまってます！ (5月14日 9時) (
レス) @page50 id: fad29a6ed8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - ひなのさん» 嬉しいです！ありがとうございます。これからは毎日更新にしていければと思っています(><) (2022年6月15日 22時) (レス) id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - いつも「はぁ？なにこれ最高かよ！」と思いながら読ませて頂いてます。私は欲を言うと毎日更新の方が嬉しいですが、作者様の無理のない更新頻度で大丈夫です！(更新して頂けるだけでありがたい)これからも応援してます！ (2022年6月15日 6時) (レス) id: 7ba680f472 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - マナさん» 最終章の展開まで構成を練っていますが、今後の展開を話したらお話が面白くなくなるかもしれないので秘密です^^*！ 夢主闇堕ちエンドなどにはならないのでご安心を！笑 (2022年5月27日 21時) (レス) @page4 id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公は幸せになるのでしょうか？ (2022年5月27日 13時) (レス) @page5 id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年5月27日 11時
