.月長石を探して. ページ17
フレッドとあれから文通を重ね、彼から有益な情報を聞き付けた
《ノクターン横丁の隅っこにある老いぼれ婆さんの店！あそこに行けばムーンストーンが手に入るかもしれない！》
しかしフレッドは親から禁止されていてノクターン横丁へ行けないという
ならば私が行くしか…
『トンクス！お願いがあるんだけど…』
ﾄﾝｸｽ「Aが頼み込むって珍しいね？なにー？」
『ノクターン横丁に連れて行って欲しいの…！』
ﾄﾝｸｽ「ノクターン！？どうしてあんなとこに！」
『そこへ行けば魔法薬の材料が手に入るの…』
ﾄﾝｸｽ「うーん…いいけどA！絶対私の傍を離れちゃダメだよ！！人攫いもいるっぽいからね」
『わかった…！』
トンクスは気が乗らないがAがお願いをして来たのは数える程しかなかったので、応じる事にしたようだ
ﾄﾝｸｽ「じゃあ行くよ…」
トンクスの手を握った途端薄暗い夜の街へ来た
『うう、まって吐きそう…』
ﾄﾝｸｽ「Aは慣れないね？姿くらまし」
『うん…これだけは多分一生無理…』
ノクターン横丁は大人の魔法使いや魔女ばかりだ
みんな表情は暗く、怪しげ
ジトォっと見てくる魔女や
獲物を見るような目で見つめる男もいる
怖くて自然とトンクスの袖を引っ張って歩く
ﾄﾝｸｽ「多分Aが言いたいのはここでしょ？」
そこに建っていたのはボロい看板で字も掠れて見えない
ドアには骸骨が飾られており、なんとも不気味な場所だった
『ねぇトンクス…本当にここ…？』
ﾄﾝｸｽ「多分ね〜。大丈夫！ここの婆さん性格悪いけどぼったくったりはしないからね！」
Aは不安でしか無かった
ｷﾞｨｨ…と音を立てて重い扉を開けると
薄暗い店内で1人のおばあさんが立っていた
「何用だね…ガキはお断りのはずだがねぇ？」
私を見てお婆さんはトンクスに向き直る
ﾄﾝｸｽ「そうね、でもこの子が魔法薬に使う材料を買いに来たの。とても賢い子よ。」
ふぅん…と小馬鹿にしたように睨むお婆さん
性格が悪いと言っていた理由がわかる気がする…
『ム、ムーンストーンはありますか…？』
「ほぉ〜月長石かい。何に使うんだい」
『新しい薬の調合です』
「薬学に詳しいのかい」
『詳しいほどでは無いかもしれないですが…』
ﾄﾝｸｽ「真実薬を魔法省に提供してるよ」
その言葉にお婆さんはｷｯと鋭い眼差しになった
「そりゃ本当かい。」
『はい。真実薬は5日で作れますから』
お婆さんはギョッとした顔でAを見た
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葵 - 続編とても待ちどうしいです！頑張ってくださいまってます！ (5月14日 9時) (
レス) @page50 id: fad29a6ed8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - ひなのさん» 嬉しいです！ありがとうございます。これからは毎日更新にしていければと思っています(><) (2022年6月15日 22時) (レス) id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - いつも「はぁ？なにこれ最高かよ！」と思いながら読ませて頂いてます。私は欲を言うと毎日更新の方が嬉しいですが、作者様の無理のない更新頻度で大丈夫です！(更新して頂けるだけでありがたい)これからも応援してます！ (2022年6月15日 6時) (レス) id: 7ba680f472 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - マナさん» 最終章の展開まで構成を練っていますが、今後の展開を話したらお話が面白くなくなるかもしれないので秘密です^^*！ 夢主闇堕ちエンドなどにはならないのでご安心を！笑 (2022年5月27日 21時) (レス) @page4 id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公は幸せになるのでしょうか？ (2022年5月27日 13時) (レス) @page5 id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年5月27日 11時
