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「なんで俺に相談もないの〜」
ジョンハニオッパが拗ねている。私に抱きついて離れないから、便乗してジュニオッパも絡んできて家のことがなにひとつ進まない。
みんな帰ってきてすぐに私の顔を見に来て、かわいいとか似合ってるとか普段褒めない人も嘘のように口に出して褒めてくれて。びっくりしたけど、照れくさくて。
慣れるまでは別の人と思って緊張しちゃう…と笑うジュニオッパと、髪が短くなったらさらに子どもみたいだな、と揶揄うウォヌオッパまで反応はさまざまだった。
でもみんな、似合うって言ってくれた。
「あ〜あ、またAはオッパを頼らないんだ〜…」
「だって切ることは変わらないんですもん。悩む前に実行しちゃおうと思って」
「なんでスンチョルだけ知ってるの〜俺それが納得できない〜！」
「おいジョンハナ、俺は統括リーダーなんだから当たり前だろ」
「ムカつく〜」
やっと離れてくれたふたりから逃げるようにリビングを抜けて、洗濯物を取り込もうとひとりベランダに出た。
もう夜も更け、日付も変わった夜。曇って星も見えない空を、ぬるい風が通り抜ける。
「ヌナ」
チャニが、開いた窓に凭れていた。チャニの声は、相変わらず感情をまともに表わすように響くな、なんて。顔を向けなくても、どんな表情をしているかなんて想像がついてしまって。
「あの日のこと、秘密に出来なくてごめんなさい」
「…秘密にしてなんて私言ってないよ？」
「でも、ヌナは泣いてることを知られたくなかったかもって、思って」
私が泣きながら、練習動画を見直していたあの日のこと。そばに居たのはチャニだけで。
こんなことを律儀に謝ってくるところも、愛おしくて良い子だな、なんて思う。気にする必要なんかこれっぽっちもないのに。
「ヌナは綺麗だよ」
「…どうしたの急に」
「急じゃないですよ。昔から変わらないまま、ずっとそう思ってます」
「え、へへ。照れるな、チャニに言われると」
「…僕の知る女性で、ヌナより綺麗で素敵な人はいないって。今日、また惚れ直した気がする」
いま、きっとチャニはすごく真剣な顔をしている。照れて手を止めたけど、どういう表情をしたらいいか分からず私は後ろを向けなくて。
チャニが傍まで来て、私の手を握る。もう片方の手も取られたら、私はチャニの顔を見るしか術がなくなってしまう。
「ヌナ、あの日は動揺してて言えなかったけど」
「…うん」
「僕はヌナがどうなろうと、ヌナのことだけが、好き」
→
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KEY(プロフ) - いつもありがとうございます🙇いつも最高です！ (2022年10月14日 22時) (
レス) @page43 id: e6e7d876c8 (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - すごくキュンキュンします、何回も読み返してます😭 (2022年9月27日 10時) (レス) @page41 id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
名無し54892号(プロフ) - 作者様のお話本当に大好きなんです…！とってもキュンキュンして読んでるだけでも胸が苦しくなってくるような、本当に素敵な作品だと思います🥲何回も読み返して更新されてるかな？と見に来てしまっています笑決して無理はなさらず続きが読めるのを心待ちにしてます！ (2022年9月4日 15時) (レス) id: 1445cdbb12 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています！！これからも無理のない範囲で良いので更新して頂けると嬉しいです私の生活の一部なんです🥲💞これからも頑張ってください！！ (2022年8月20日 19時) (レス) @page38 id: 0a0a63f7c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ - 作者様の作品とても大好きで何回も読み返させていただいています！ これからも無理のないように更新していただけると幸いです！これからも頑張ってください！ (2022年8月20日 16時) (レス) id: cc4c34b3df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅんちゃん | 作成日時：2021年8月21日 4時
