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〔A〕





「では、新たに翔北救命の仲間として、
 これから共に頑張っていく…」

「あー!もう!そういう堅苦しいの止め!
 あたしら同期だしさぁ?
 Aが翔北に来てくれた事を歓迎して
 …かんぱーい!!!」

「「「かんぱーい!!」」」



カラン、という音と共に4つのグラスが
次々に持っているグラスに当てられる。
緋山先生と冴島さんのとても良い笑顔を向けられた
藍沢先生もそろりとグラスを当てていた。

隣に座る緋山先生は一気にグラスを煽っているし、
白石先生も中々の飲みっぷり。


ちらりと目線をズラせば、目の前でニコニコしている
ママの"メリージェーン洋子さん"こと大山恒夫さん。

いや、ちょっとギラギラしてる目が怖い。



―――遡ること数十分前。



勤務を終えて集合し、嫌に上機嫌な緋山先生と
藤川先生に連れられてやってきたのは、
彼女達のいきつけの店だという

"バー・めぐり愛"

ジャラジャラした何かを避けて入った直後



「いらっしゃーい!待ってたわよ!
 この子が新入りの子ね?うんうん、
 ダーリン程じゃないけど好み!歓迎しちゃう!」



スルリと巻きついた腕と
突然の頬へのキスに驚いて瞬きを数回。



「ぶっ…ほら恒夫、離してやんなよー。
 A驚いてるじゃん。
 それに藍沢なんてまだ入れてないよ?」

「あーん!ダーリンごめんなさーい!」



藍沢先生も同じような目に遭っているのを
そろりと背を向けて見ない振りをした。



「ごめんごめん!
 どうしてもAのリアクションが見たくってさ!
 あ、Aはあたしの隣ね。」



あの何か企んだ笑顔はこれか、と一人納得。



『あ、うん…。』

「Aは何飲むの?」



座った席の2つ奥から白石先生が顔を覗かせる



『あー…取り敢えずジントニック、で。』

「はいはーい!あんた達はいつもので良いのよね?
 ダーリンも!」



本当は冴島さんも来る予定だけど、
少し仕事が残っていたらしく
終わり次第合流する事になっていて、
ちょっと遅れて合流。

冴島さんが心配な藤川先生は途中で迎えに行ったり、
いつもより柔らかい空気の冴島さんに驚いたり、
驚いている所をばっちりイジられてしまったり。


―――色々あって冒頭に戻る。


正直あまり飲み会は得意じゃない。
飲めない訳じゃないし、家で飲む分には好きだ。

ただ、外じゃどうしてもOFFになりきれなくて、
今まで海外(あっち)でも参加しなかったから、


かなり久しぶり。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2019年8月30日 9時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
再びこなみ - 17 遥→はるか (2018年8月16日 9時) (携帯から) (レス) id: cb44cdb910 (このIDを非表示/違反報告)
こなみ - 8 遥→はるか (2018年8月16日 9時) (携帯から) (レス) id: cb44cdb910 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 昴流(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!ふと思い出して書き始めたので遅くなってしまうかと思いますが、頑張ります…! (2018年7月28日 19時) (レス) id: ad54c4129e (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 続き楽しみにしております。 (2018年7月28日 17時) (レス) id: 15bef8530f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東雲 昴流 | 作成日時:2017年8月18日 1時

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