検索窓
今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:61,273 hit

129 ページ21

「お待たせしました!
大量になったのでワゴン借りちゃいました。」

「あ、あの…そのワゴン借りてっても…。」

「あ、はい。どうぞ。
これアッチから持ってきたので、使い終わったら戻しておいてもらってもいいですか?」

「は、はい…!」




綺麗にそれぞれの前に品物を出し終えたタイミングで声をかけてきたのは、恐らく同い年のバイトくん。
向こうが敬語で話してくるから、私も釣られて敬語で話してしまった。
っていうか…。




「なんか…私、怖がられてました?」

「あ〜…アレっすよ。レオナさんもリドルくんもいたから。」

「…おふたりが居たら怖いんですか?」

「ほらっ!2人とも寮長だし!」




え、寮長だからなに???
たしかにキングスカラー先輩は顔の造形良いけど、目付き悪いから怖いかもしんないけど。
ローズハート先輩が怖いとか…え?全然意味わかんないんだけど。




「なるほど…。」




とりあえず分かった風にした。




「分かってないだろ。」




ハウルくんに秒でバレた。




「あ、あはは…。」

「寮長は、めちゃくちゃ強いよくわかんない人って思ってる生徒も多い。
特に自分の寮ならまだしも、他寮の寮長と関わる機会はそう無いしな。」

「なるほど。」




今度はわかった。
ってかちょっとまて。やっぱり寮長じゃなくて…。

と思えば、さっきのバイトくんと目が合った。
すごい勢いで逸らされたけど。




「あれやっぱり私を怖がってますよ。」

「いやいや、それはないって。Aの考えすぎじゃん?」

「だって今も目合った瞬間すぐ逸らされたよ。」

「ほ、他に仕事があったんじゃないか?」

「でも最近悪口言われてるし、多分それのせいだよ。」




次の瞬間、このテーブルの周りだけとんでもなく気まずい雰囲気が流れた。




「あ、でも全然気にしてないので」




“大丈夫ですよ”なんて笑って言うはずだった言葉が出てくることは無かった。
最近喋ってる最中になんかやられること多くない?気のせいかなー。
ハーツラビュルの人達と出会った時は基本遮られてたっけ。と懐かしくなってた、ウケる。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

遮られたというか喋れなくなったというか。

130→←128



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (221 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
919人がお気に入り
設定タグ:twst , ツイステ , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クロノト(プロフ) - 最高すぎる終わり方でしたお疲れさまでした (2022年11月19日 10時) (レス) @page30 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人だお♡ - いや〜〜これは、二年生編も楽しみですな〜〜 (2022年7月2日 22時) (レス) @page40 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!めっちゃ面白かったです!完結だからやっぱり続きないです…? (2022年6月5日 14時) (レス) @page30 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!アーシェングロット先輩……寝ろ疲れてるんだろ?寝ろ (2022年6月3日 19時) (レス) @page30 id: 352d2094f9 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人 - おめでとうございます!とても面白かったです!!! (2022年6月3日 17時) (レス) @page32 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:皐月歩 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年3月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。