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あの日からよく物がなくなる。




「いってっ!!!」

「はぁ?なんだこれ…?」




ということで、持ち物に魔法をかけた。
私の物に悪意を持って触れようとする場合、電流が流れる。
ちなみに、軽い静電気とかじゃないから、なかなか痛い。ざまぁみろ。

魔法をかけたものの、念には念をってことで、溜め込んでいたお金と、クルーウェル先生にお願いしてお金を貰い、必要な物は全て2つずつサムさんのところで買って保管した。

あ、そうそう。
ジャージはあの日の翌日、キングスカラー先輩からお下がりを貰った。
しかもブッチ先輩もキングスカラー先輩からお下がりで貰ってるらしく、「ブッチ先輩とおそろいだー!!」と両手を挙げて喜んだ。
恥ずかしいけど嬉しすぎた。




「Aくんそれ裾折り曲げないと転ぶッスよ〜。」

「あ、そうですよね。」

「とりあえず腕まくんな。」

「はーい。」

「ズボンの裾折り曲げてあげるから。」

「…え???いくらですか???」

「いや君金欠でしょ、さっき聞いたッスよ。
可愛い後輩からお金巻き上げるわけないでしょーが。」




めちゃくちゃご褒美だった、ティアラありがとう。
その瞬間だけ彼女に感謝した。

そして数日後のお昼休み。
私がトイレから食堂に戻る最中のこと。




「わっ…!!」




突然腕を引っ張られた。
誰だよ危ねぇな、と思いながらその人を見れば、なんとティアラでした。
もうそこだけでパニック。私の頭の中大混乱。
腕引っ張られたんだよ、1歩間違ったら転んでる。
ゴリラですか?ってぐらいに力の強いティアラに引っ張られたまま、空き教室へと入った。

その時の気持ち???
いやもう意味わかんないよね。意味わかんなすぎて頭の中真っ白になった。

次の瞬間、背中に衝撃。
トンッて軽いもんならいいけど、ドンッだった。完全にドンッ。
何をされたかって、後ろから押された。
押されたって言うか、殴られた?よくわかんないけど。

その時男子もいて、アイツらが何喋ってたかとか気持ち悪すぎて記憶から消去した。
とりあえずお昼ご飯中途半端だったから、午後の授業“お腹すいたなー”って考えてたのは覚えてる。




「メダカちゃん、なんで急に居なくなんの?」




あとは、怖い顔したフロイド先輩とご対面した。普通にこわかった。




「すみません、お腹痛すぎて…。」

「…まぁいいや。もう大丈夫?」

「はい、大丈夫です。」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

非日常が日常になる瞬間。

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クロノト(プロフ) - 最高すぎる終わり方でしたお疲れさまでした (2022年11月19日 10時) (レス) @page30 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人だお♡ - いや〜〜これは、二年生編も楽しみですな〜〜 (2022年7月2日 22時) (レス) @page40 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!めっちゃ面白かったです!完結だからやっぱり続きないです…? (2022年6月5日 14時) (レス) @page30 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!アーシェングロット先輩……寝ろ疲れてるんだろ?寝ろ (2022年6月3日 19時) (レス) @page30 id: 352d2094f9 (このIDを非表示/違反報告)
処刑人 - おめでとうございます!とても面白かったです!!! (2022年6月3日 17時) (レス) @page32 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皐月歩 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年3月21日 0時

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