第５話 よぎる可能性 ページ7
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伏黒「凄いなアイツ。呪力なし、素の力でアレか」
「先祖がゴリラか、天与呪縛したとみた」
あまりの出来事にその場にいた全員口を開けたまま固まってしまった程、彼の砲丸投げの結果は凄かった。
要は圧勝。ここから30m近い距離にあるサッカーゴールにまで届いていた。砲丸投げというよりピッチャー投げである。
結果にさして勝利の色も見せず、朝早に「用事あるから」と言って帰ろうとする彼が私達の横を通り過ぎた刹那、ずっと感じていた呪物の気配が明らかに今、強くなった。
伏黒も同じく感じたのか、振り返って「オイお前！」と呼び止めるも彼は既に校門の前まで走っていて、
伏黒「速すぎんだろ！！」
「アイツ50m3秒で走るらしいぞ」
「車かよ」
「ゴリラと車のハイブリッド…？」
伏黒「クソッ、追うぞ！」
「言われなくても」
軽口も程々にし、急いで学校を出て後を追う。こういう仕事だし人並みに体は鍛えていたつもりだが、それにしても彼の足は早かった。もう本当に早かった。
それでもなんとか必死に追いかけ、着いた先は病院。終始走りっぱなしで、主に足の疲労が凄まじい。
彼ほど身体能力の高い人間が病気だとは思えないし、誰かのお見舞いにでも来ているのだろうか。
時間は無いが、プライベートに土足で踏み込むのは気が引けるので、待合室で彼が出てくるのを待つ。疲れた体の休息も兼ねて。
「いつになったら牛タン食べれんの…」
伏黒「まだ言ってんのか」
「食べれるまで何度でも言うわ。女のねちっこさナメんな」
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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (
レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…！！コメントとても嬉しいです！ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします！ (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品（銀/魂）も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです！どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2020年5月18日 23時
