第１３話 私の答え ページ15
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両面宿儺の私達を巻き込む程の攻撃も先生は余裕で防ぎ、約束通り十秒が経つと虎杖は戻ってきた。
虎杖「おっ、大丈夫だった？」
五条「驚いた、本当に制御できてるよ」
虎杖「でもちょっとうるせーんだよな」
五条「それで済んでるのが奇跡的だよ」
そのまま虎杖に近づき、指でトンと頭に触ると力を失ったように倒れ込む彼を重そうに支える先生。
伏黒「何したんですか」
五条「気絶。これで目が覚めた時、宿儺に体を奪われていなかったら彼には器の素質がある」
"器"なんていう存在は見た事がないし、祖母に軽い小話程度で聞かされていただけで本当にそんな存在がいるのか、今でもまだ信じ切れない。
五条「さてここでクエスチョン、彼をどうするべきかな」
伏黒「……仮に器だとしても呪術規定にのっとれば虎杖は処刑対象です。でも、死なせたくありません」
五条「…私情？」
伏黒「私情です。なんとかしてください」
五条「…Aは？」
それでも被術師の彼が、危険を顧みず私達と戦ってくれた事は変わらない事実。
友達と言っていた二人を助け出したのも、中身が両面宿儺だろうとあの呪霊を倒してくれたのも全部彼だ。
なら答えは初めから決まってる。
「…虎杖には助けてもらった借りがあります。それを返せないまま死んで欲しくありません」
…と聞こえ良く言ってみたけれど、ただ単純に、彼に生きてほしかった。要は私情。こんなお別れじゃ寂しすぎるのもある。
そう先生の目を見てはっきり言うと、笑いながら親指を立てた。目と言っても隠れてるから目隠し越しに目のありそうな場所を見てるだけだけど。
五条「可愛い生徒の頼みだ、任せなさい」
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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (
レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…！！コメントとても嬉しいです！ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします！ (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品（銀/魂）も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです！どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2020年5月18日 23時
