【呪術廻戦】呪われた世界の片隅で

＿＿ある手記 ページ1

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＿＿人間と呪霊の共存は、叶わぬ願いなのだろうか。





＿＿平安の世を願い、呪霊を払ってきた。


それが世の為と、信じてきた。


言い方に違いあれど、所詮は殺し。


いつからか感じていた疑念。


私は、間違っているのだろうか。





＿＿呪詛師と、呼ばれるようになった。


優しかった仲間の目は敵意に満ちていた。


追われる身では休む事すら儘ならない。


彼等も、こんな気持ちだったのだろうか。


胸が痛い。





＿＿互いが互いを理解し合えば、きっと叶う。


そう、信じている。


希望は捨てない。諦めない。


不平等で混沌としたこの世が、


平等で安寧の世になりますように。






＿＿人の人である所以を決めたのは人だ。


異形を恐れるのは無知故。


負も正も関係無い。



人間の感情から生まれ落ちた彼等は


我々と等しい、人間だ。




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