第二百三十三訓 ページ47
.
土方「…いいか、そもそも事件なのに俺達が知らねェのがおかしいんだよ」
「その考えは自意識過剰ですよ。私が轢かれた場所は見廻組の管轄でした」
何事も無かったかのように会話を再開。
それらしい理由を述べてみても椅子に座り直した土方さんが疑うようにジッと見つめてくるので「疑うなら見廻組に連絡でもして確認取ればいいじゃないですか」と強気に出る。
もっとも真選組と見廻組は仲が良いとは言えないので聞かないとは思うけれど。
土方「正直に言えば怒らねェぞ」
「いや土方さんは怒ります。神に誓って怒ります」
土方「じゃあ神に誓って怒らねェから、吐け」
「神に誓うって事は、もし破ったら屯所内のマヨネーズ全て燃やしてもいいんですよね？」
土方「…………おう」
「言質取りましたよ」
「はァ？」と言う土方さんに、後ろに隠してた録音機を見せ、先程の台詞を再生させる。何故そんな物を持ってるのか？これぐらい乙女の必需品だ。
土方「そこまでするかよ…」
「確かにやり過ぎたとは思ってます。こっちは土方さんが思ってるような事してませんし」
土方「オイ、さっきのやり取り無意味じゃねーか」
「寧ろマヨネーズ燃やされずに済んだでしょ」
土方「怒る前提やめろ」
「だって絶対怒りますから」
なんだったら怒るに百万賭けてもいい。それぐらい自信がある。マジで。
これ以上、土方さんにここにいられてボロが出ても困るので仕事に戻るよう急かすと、何が何でも口を割らない私に、眉間に皺を寄せ不満そうな顔を浮かべながらも席を立った。
去り際に「…戻ったら覚えてろよ」と捨て台詞を吐いていたが、適当に聞き流し寝転がり目を瞑る。
「…………………行きましたよ吉原」
土方「…っ、何してんだテメェは！！もし上にバレたらお前どうなると思ってんだ！！危機感を持てアホ！！」
「やっぱり怒るじゃないですか…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 273人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛音 - みんな春雨春雨言うからチャプチェ食べたくなってきた((( (2022年3月22日 15時) (
レス) @page12 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - なのはさん» 本当に更新しないですよね、、、いやすみません。亀でごめんなさい。続編ではもっと更新早くしますので、、！ (2020年4月23日 0時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないのですか？楽しみです！ (2020年4月17日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» わざわざご丁寧な説明ありがとうございます！登場してもちょろっとしか夜兎の皆さんが出ていないのでこれから出していけたらいいなあ…と思っております笑 (2020年3月31日 13時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 確認したところ変わってしまっていますね(-_-;)これからはこちらのiDになると思います!こちらのiDからも変わらず応援していきますね!!遂に夜兎の登場(o_o)楽しみです!! (2019年11月29日 12時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊ひな | 作成日時：2019年10月23日 20時
