第二百三十訓 ページ44
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天人ではない。地球には元々、初めから"鬼"がいた。
信じるも信じないのも勝手だが、私という存在と、その中にある
まァ、旦那がほぼ強制的に聞かせろと言ってきたのだから信じてもらわないと困るのだが。これで「良い病院紹介してやるよ…」なんて言われた暁には入院日数を延ばしてやるより他ない。
鬼子とは本来の意味では忌み嫌われる負のイメージがあるが、なにせこの村では鬼を神として祀っている為常識が違う。鬼子とは言わば神の子、崇められる存在なのだ。
「そんな村で生まれたA少女は何故だか鬼の血を引く子だと周囲から崇敬の目で見られて、大事に大切に扱われました」
どいつもこいつも気味の悪い笑顔をヘラヘラ向けて、さも自分が善人で、味方であるかのように振る舞う。
吐き気がした。
私が特別な事をしてあげられる訳でも無いのに。
「身体に異常が出る前は何が何だが分からず戸惑いの日々でしたけど、次第に慣れていきましたね。
元々家が裕福な、あー…代表的な家だったこともあって何不自由ない生活でしたよ。
身体に今みたいな変わる目の色や痣が発現してからは勝手が変わりましたけど」
そこまで話して「あれ？これって旦那が聞きたかった話と関係なくね？」と思わず、話し過ぎてしまった事に気が付いた。
「…つまりはですね、私は鬼の血を引いてる子って事です」
坂田「ふーん」
「…アンタが聞きたがったんですよね？反応の仕方」
坂田「痣とかっていつ出んの？」
余りに反応が薄かった為イラッとしていたら、旦那が鼻をほじりながら追加で質問。
「今は出てねーよな」と。分かってはいたが本当に勝手なので色んな意味で枕を投げつけてやろうと思ったがやめた。止まった私、偉い。
「…普段は出ません。粛正とか血を見る場面ではなりますね。後は感情的になった時とか？自分でも正確に分からないんですよね」
そういや、昔いた鬼は血の気が多く、戦う為に生まれてきたのだと思う程、文字通り血で血を洗うような野蛮な輩だった。
そう考えると、粛正などの力が入る場で出るのもなんとなく頷ける。
坂田「…厨二みてェ」
「言うな」
言うと思ったけれど、はっきり言われるのはやっぱり嫌(特に旦那)だったのでそれ以上はやめろと言う意味を込めて、今度は枕を投げつけた。
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凛音 - みんな春雨春雨言うからチャプチェ食べたくなってきた((( (2022年3月22日 15時) (
レス) @page12 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - なのはさん» 本当に更新しないですよね、、、いやすみません。亀でごめんなさい。続編ではもっと更新早くしますので、、！ (2020年4月23日 0時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないのですか？楽しみです！ (2020年4月17日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» わざわざご丁寧な説明ありがとうございます！登場してもちょろっとしか夜兎の皆さんが出ていないのでこれから出していけたらいいなあ…と思っております笑 (2020年3月31日 13時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 確認したところ変わってしまっていますね(-_-;)これからはこちらのiDになると思います!こちらのiDからも変わらず応援していきますね!!遂に夜兎の登場(o_o)楽しみです!! (2019年11月29日 12時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2019年10月23日 20時
