第二百十八訓 ページ32
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鳳仙「…ムダな真似を。言った筈だ、吉原の女は…日輪はわしのものだと。どこにも逃げられはせぬと」
「…でしょうね、"足を奪った"んですから。『好きな人とずっと一緒にいたい』って気持ちは察しますが、いくらなんでも束縛強過ぎると思いますよ」
鳳仙「知っていながら童を行かせたとはな。酷な事をするものだ」
「そんな事で挫ける子じゃないですから」
走っていった晴太くんを横目に鳳仙が口を開いたので、いつも通りのトーンで喋る。
相変わらず毒のせいで立っているのも辛い。致死性がある物だと思うし…そろそろ死ぬかもしれない。
"足を奪った"というのは言葉通りの意味だ。部屋にいた日輪さんを見た時、足が動かないのだと直ぐに分かった。
自ら動くような行動を一切していなかった事もあるし、何より、今も彼女はあの部屋から一ミリも動いていない。
「彼女が貴方にとってどのような存在かは知りませんが、というか興味の欠片もないですけど、普通足奪いますか？何？嫌われ者って常識ないの？」
「酷いと思いません？」と、完全な勢いで神楽ちゃんの兄に同意を求めると「ここまでお熱とはね、我が師匠ながらとんと呆れるよ」と。初めて彼と分かり合えた気がする。
鳳仙「…フン、先程から随分と饒舌に喋っているが、どうした？脂汗が酷いぞ。自業自得とは何とも哀れなことよ」
「良いハンデになるでしょう？これくらいの状態異常があると」
鳳仙「そうか、そんなに早死にしたいのなら今直ぐ楽にしてやろう。無駄口も叩けぬ程にな」
その話は蒸し返してほしくなかったのだが、言いたい放題の私を彼は気に食わないらしい。ハンデと言ったが、よくよく考えれば彼も旦那に片目突かれて見えないんだった。
なんて間抜けな事を考えている間に鳳仙はもう目の前に来ていた。あの巨大から出るスピードの速さに毎回驚かされつつ、なんとか攻撃を躱す。やはりいつもより体が重い。
馬鹿みたいに力がある相手の攻撃を受け止めることはほぼ不可能。なら、躱すか攻撃を流していくしかない。つまり、後出しではなく先手を打ちにいかなければ勝ち目はゼロだ。
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凛音 - みんな春雨春雨言うからチャプチェ食べたくなってきた((( (2022年3月22日 15時) (
レス) @page12 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - なのはさん» 本当に更新しないですよね、、、いやすみません。亀でごめんなさい。続編ではもっと更新早くしますので、、！ (2020年4月23日 0時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないのですか？楽しみです！ (2020年4月17日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» わざわざご丁寧な説明ありがとうございます！登場してもちょろっとしか夜兎の皆さんが出ていないのでこれから出していけたらいいなあ…と思っております笑 (2020年3月31日 13時) (レス) id: a37c2613c3 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 確認したところ変わってしまっていますね(-_-;)これからはこちらのiDになると思います!こちらのiDからも変わらず応援していきますね!!遂に夜兎の登場(o_o)楽しみです!! (2019年11月29日 12時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2019年10月23日 20時
