第百三十二訓 タマ菌篇 終 ページ38
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チラッと様子を窺うと、二人共仰向けで床に倒れ込み息を切らしている。あの汚い床に寝転がっていることに恐怖を感じたが、いちいちツッコんでいるとキリがない。
嫌な予感が脳内を駆け巡る中、遂にガララとドアが開いた。
「あーもれそっ…」
沖田「へッ…地面からお天道様あおぎ見るなんざ、何年ぶりかな」
「空って……こんなに広かったっけ」
沖田「たまには…こういうのも悪かねーかもな」
土方「誰が小便できるかァ！！」
「「ぐぉふっ！！」」
いつの間にか漏れそうと入って来た一人の隊士は、クソ茶番の間に空気を読むかの様に黙ってドアを閉め、消えて行った。
青春の１ページでも見たようなワクワク感やもどかしさ、ドキドキといった感情は一切無く、というか見させられ、ただただ「コイツら何してんの」という呆れが込み上げる。
土方さんもそれは同じだったらしく、２人を蹴飛ばし私が思っていた事を簡潔にまとめ、述べてくれた。
沖田「男同士の友情に水さす奴はいねーでしょ」
土方「うまくねーんだよ！！むしろ腹立つんだよ！つーか、これから毎回厠に人来る度その完成度の低いコントくり広げるつもりか！？」
「閃きました。じゃあこうしましょう。このベニヤ板の穴の先に袋をつけてここにナニを…」
土方「なんのプレイ！？」
外に置いてあった板を持って来て、どうですかと聞くと土方さんに大反対された。さっきの茶番劇に比べれば幾らかはマシだと思ったのだが…なにぶん女の性を授かってこの世に来た為、勝手が分からない。
「間接キスならぬ間接チ○コです」
土方「気持ちわりーこと言ってんじゃねーよ！！色んな奴がこの穴にナニをセッティングするんだろうが！不衛生極まりないわ！」
沖田「大丈夫でさァ、不快にならねーようここに女の顔を」
土方「おいィィィィィ！！もうそれ別の何かになってんだろーがァァ！！」
一体何を想像したのか、変態土方さんの考えることなんて私には分からないが、清蔵さんは案外ノリ気で、穴を大きくして欲しいと意見もくれた。
1対3の論争が激化する中、厠に誰か入って来た。ギリギリのところで隠れ個室で待機し出ていくのを待つが、いつまで経っても出てこない。それに凄く静かだ。
心配になり覗くと、いたのは近藤さんで、こちらに気付くと涙を流し「抜けなく…なっちゃった」と。
もしあの時、四人で無視して厠から出なければ近藤さんが泌尿器科に通うことにはならなかったのかもしれない。
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (
レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます！テスト、なんとか終わりました！！テストお疲れ様です！2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2019年5月12日 12時
