第百三十一訓 ページ37
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他にもいる男勢を差し置いて私に話を振った土方さんを睨みつけていると、清蔵さんが良い案だと賛成したので総悟が「コレなんてどうでしょう」と黒いゴマみたいなのをつけた。
土方「ん?なんだ総悟それ」
「それ私のホクロでしょーがァァァァ!!」
沖田「悪いなと思って、流したフリしてとっといたんでィ。何か有効なことに役立てようと思って」
「それだと的が小さすぎて狙いづらくない?もっと大きくしよう。清蔵さん、他にホクロあります?」
「大きくって何!?人のホクロ小便で狙い撃ちさせるつもりですか!!」
沖田「そうですか、すいやせんでした」
「だから流すなァァァ!人の肉体の一部何だと思ってんだ!!」
我が儘ばかりの清蔵さんに呆れたのか、汚れだったら何でも良いから早く付けろと土方さんが言うので総悟が「じゃあこれで」と付けたのは土方さんの写真。
土方「どーいう意味!?」
沖田「真選組の汚れです」
土方「汚れてんのはてめーのハラん中だろ!!はがせ!」
「あっ!誰か来ましたよ皆さん隠れて!」
今度は土方さんが我が儘を言い出したので話が一向に進まないと思った矢先に人が来たので慌てて個室に隠れ出て行くのを待つ。
「…暑い」
土方「我慢しろ」
「…ヤニ臭い」
土方「…我慢しろ」
沖田「土方死ね」
土方「………我慢しろ」
「土方さん偉い」
言わずとも分かると思うが最後の悪口は私ではない。いつもなら怒鳴るのに今に限って土方さんが怒鳴らなかったことにかなり驚いたが、その目は今にも人を殺しそうだった。
入ってきた人がいなくなったのを音で確認し、便器の様子を見ると「失敗でさァ」と先に見た総悟がため息をつく。土方さんが当たり前だと言うような顔をしていたことに少しムカついたのは黙っていよう。
沖田「ウンコされてます」
土方「どーいう事ォォ!?」
「効き過ぎたみたいですね。対象物に対する憎しみが大き過ぎたのかも…こっちにいたっては写真が突き破られてます」
土方「どんな小便!?どんだけ嫌われてんだよ俺ァ!?」
綺麗にしたいのにウンコされたら意味がない。そこで総悟が床に小便をこぼしちゃいけない状況を作ればいいのでは、と発想を逆転した案を考え出した。
そんな状況が現実にあるのか分からないが、タイミング良く誰か来たので総悟と清蔵さんに任せてみることに。私と土方さんは先程と同じく個室で待機だ。
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます!テスト、なんとか終わりました!!テストお疲れ様です!2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2019年5月12日 12時