【銀魂】今日もお江戸は平和です ３

第百三十訓 ページ36

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土方さんの部屋から移動し、場所は厠。
もちろん男の厠である。


つい数分前のやり取りの後、土方さんの何がどうしてそうなったのか、センサー式手洗いの導入が決定。

総悟に追いかけ回されている時に決まった話だったので理由を聞いてみたところ、顔を青くしながら「屯所のためだ」と言われた。

何があったのかナニがあったのか…原因は依然不明だが、大したことではないだろうと気に留めずついて行った結果、冒頭に戻る。


タマ菌は女である私には関係のないことなので来る意味など全くない。そうにも関わらず此処にいる理由にも、勿論これといった深い意味はない。強いて言うなら仕事をサボれるから、だろうか。



「見てください、この床を。先程掃除したのに もうこの始末です。多少の飛沫ならまだしも、これは完全に的を外しています。」

土方「改めて見るとひでーな」

「恐らく連れションによる影響でしょう。複数で厠に入り談笑するうちに下がおろそかになり、あらぬ方向に小便が飛んでいるのでしょう」



見たくはないがみんなが見ているのでチラッと便器に目を向けると、これ便器置いてある意味なくね？というレベルで漏れている。少し目を離した隙にここまでなるとは、恐るべし厠。


土方さんと清蔵さんの話を盗み聞くと、局中法度に連れション禁止令を布くと話していた。かなり酷い有り様だしこれは正しい判断だろう。


しかしそれだけでは完璧に的外しがなくなるとは限らないそうで、それに加えて他にもないか考えていると閃いたかのように土方さんが口を開いた。



土方「そうだ！便器に予め汚れをつけておくというのはどうだ？洋式便所で小便をする時のことを考えてみろ。

便器に汚れがついていると無意識のうちに小便で汚れを狙い撃ちし汚れを落とそうとしている時があるだろう」



「その心理を利用し便器に狙いを集中させよう」と良い案を思いついたかのようにこちらを見る。まあ良い案かもしれない、というか、



沖田「さり気に自分の恥ずかしいクセを暴露してるんですが」

「真剣な顔してますけど、土方さんいつもそんなことやってたんですか」

土方「…いや俺はやってないぞ。なんかそんな話をどっかで聞いたっつーか…なァ？」

「何で私に振るんですか。喧嘩売ってんの？買いますよ？」



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