第九十六訓 一日局長篇 ページ2
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「すみません。もっかい言って下さい」
土方「最近話題になってんだろ、連続婦女誘拐。山崎と一緒にお前もついてけ」
話があると土方さんの部屋に呼ばれ、開口一番に言われたのはそんな話だった。
仕事の話であることは予想していたが、とてつもなく地味で面倒な監察の仕事を任せられるとは思わなかったので「嫌です」と即答する。
"監察の仕事"とは言われていないが、山崎と組む仕事のことだ、監察以外に有り得ない。
土方「嫌じゃねェだろ。もう決まったことなんだよ」
「地味な仕事は地味な山崎がする、これは古来から決まっていることでしょう？それとも何ですか、土方さんは私が地味だと言いたいんですか？」
土方「監察だって立派な仕事だよ。地味じゃねェ」
「アレ？よく見たら土方さんって地味じゃね？そのＶ字とか特に。この仕事は私より土方さんがした方がいいと思います。前髪Ｖ字だし」
土方「Ｖ字今関係ねーだろ！！ウダウダ言ってねーでさっさと行け！！」
私の願いも虚しく襟元を掴まれ、怒鳴りと共に部屋から追い出された。スパァン！と閉じられた襖を睨みつけ、このままサボりにでも行こうか考えるも、角から山崎が現れてそれは叶わなかった。
「私が思うに、この仕事は山崎一人で充分だと思うんだよね」
山崎「大体の居場所は掴めてるんで、後はいつ忍び込めるかって話なんですけど…」
「流石、そこまで進んでるなら一人でも平気だね」
山崎「人数もそこそこいて、忍び込むのは難しそうなんですよね…警戒心も強い奴等で中々先に進めないんですよ」
「オイ無視ぶっこいてんじゃねーよ」
一丁前に上司である私に無視を決め込み、話を進める山崎に苛ついたので私も山崎の話を無視してサボりに行こうとすると、襟をガッと掴まれた。
「は？」と戸惑うも、そのまま私を引きずりズンズン歩いて行くので意外と力あるんだなぁと感心するが、それも一瞬のことで今はただ首が痛い。
「いだだだ！！離せ地味崎コラ！！上司に取る態度の仕方忘れたのか地味崎！！」
山崎「誰が地味崎ですか！！…Aさんが逃げないように掴んでるんです。俺だって重いものをわざわざ運びたくはないですよ」
「私が重いみたいな言い方するな殺すぞ」
山崎「あーはいはい、重くない重くない」
「切腹しろ」
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (
レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます！テスト、なんとか終わりました！！テストお疲れ様です！2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2019年5月12日 12時
