【銀魂】今日もお江戸は平和です

第四十一訓 ページ42

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反省したのかどうかは置いといて、そろそろ本当に頭が爆発してしまいそうだったので降ろしてあげた。余程堪えたのか三人ともぐったりしている。

三人に水を与えると「はじめからこうしろよ」と調子に乗った旦那に言われたので、旦那には鼻から水を飲ませてやった。



「てめーらみたいなのに関わってる程俺たちも暇じゃねーんだ。消えろや」

「あー幽霊恐くて何も手につかねーってか」

「かわいそーアルな。トイレ一緒についてってあげようか？」

「武士を愚弄するかァァ！！トイレの前までお願いしますチャイナさん」

「お願いすんのかいィィ！」



本当にそのままトイレに向かう二人。14才の子にトイレまでついて行ってもらったなんて恥ずかしくて公言できないと、土方さんが二人に他言しないようお願いしている。

さっきの近藤さん然り、倒れた隊士然り、幽霊でここまで隊を乱されるとは思わなかった。



「相手に実体があるなら刀で何とでもするが、無しときちゃあこっちもどう出ればいいのか皆目見当もつかねェ」

「え？何？おたく幽霊信じてるの？痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お母さ〜〜ん！ここに頭怪我した人がいるよ〜！」



「いつか殺す」と呟く土方さんに総悟が「幽霊見たんですか？」と尋ねると、見たかは分からないが、妙な気配は感じたとのこと。



「痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お父さ〜ん！！」

「絆創膏持って来てェェ！！できるだけ大きな、人一人包み込めるくらいの！」

「おめーら打ち合わせでもしたのか！！」



二人の帰りを待っていると赤い着物の女の怪談を知っていると新八くんが。私が知らなかっただけで有名な話なのかもしれない。



「夕暮れ時にね、授業終わった生徒が寺子屋で遊んでるともう誰もいないはずの校舎に赤い着物をきた女がいるんだって。

それで何してんだって聞くとね、」


「ぎゃあああああああああ！！」



突然、厠に行っていたはずの近藤さんの断末魔が聞こえてきた。


何かあった事は明白で、急いで近藤さんのもとに走って行き、ドアを叩く神楽ちゃんに何があったか聞くとチャックに皮がはさまったと。

年頃の女の子が発して良い言葉ではないがそれより今は近藤さんの安否が気になるためスルー。土方さんがドアを蹴り、乱暴に開ける。


近藤さんはいた。そこにいたのだが、



「なんでそーなるの？」



便器に顔を突っ込んだ状態で倒れていた。



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