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「…なんか、あの…ほんと、ごめんなさい！」
「わたし、昨日はどうかしてて…」
どうしようもなく恥ずかしくて彼の目も見れずに
ただただ伝えられるだけの精一杯の謝罪
ただ、問題なのはバーでの記憶は取り戻したものの
肝心の、今に至るまでの"その後"をどうしても思い出せないこと
今まで生きてきて、お酒で失敗したことなんてなかったのに
こうして下着姿で彼のマンションにいるってことは
きっと…そういうこと…だよね
「……あの、………とっっても失礼なんですけど… わたし、バーを出た後の記憶がどうしても思い出せなくて…
その………、わたしたち…バーを出た後…は…」
どうしても思い出せない"その後"を
恐る恐るきいてみると
紫耀「忘れちゃったの？ 悲しいなあ。
ベッドの中のAさん、最高にかわいかったのに」
いじわるな顔をして、笑った
「…っえ、っえ…嘘… わたし…」
わたしだけが覚えていなくて
しかも、あの大人気アイドルの平野紫耀とそういうことをしてしまったという事実に
またパニックになって
あまりの恥ずかしさに顔を両手で隠すと
紫耀「とりあえずさ、シャワー浴びてきなよ。」
その手を優しく剥がして、顔を近づけてそういう彼
……キス…されるのかと思った…
それくらい接近してた顔
少し濡れた前髪から覗く甘い顔立ち
引き締まった裸の身体は
腹筋が綺麗に割れていて
こんなにもかっこよくて
大人気のアイドルで
きっと女の子なんて手慣れた彼にとって
今の仕草は大した意味も持たないくせに
駄々漏れの色気に
わたしの心臓は耐えきれない
紫耀「やべっ、もうこんな時間じゃん！！」
危うく呼吸困難に陥りそうだったところを
腕時計で時間を確認した彼の
大きな声で免れた
紫耀「俺仕事行かなきゃで！
Aさんはぜんぜんゆっくりシャワーとか入っていいんで
もし帰るなら、鍵で後で締めといて！」
「…えっ、！！ちょっとっ！！」
まだベッドに入ったままのわたしにそれだけいい残し
恐らくスペアの鍵をポイッとわたしに向かって放り投げると
あっという間に準備を済ませた彼は
まだ、乾き切っていない髪のまま
また昨日の帽子を目深に被って
ドタバタとマンションを出て行った
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たむ - めちゃくちゃ面白くて引き込まれました！！これを楽しみに仕事頑張ります！！更新される事を待っています(>_<) (2021年7月4日 3時) (
レス) id: 7855f798e1 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ(プロフ) - 更新されていて嬉しいです。ありがとうございます (2020年3月14日 16時) (レス) id: ff278406bf (このIDを非表示/違反報告)
ラピス(プロフ) - 初めまして。読ませて頂きました。確かにきっかけは何でもいいとおもいますよね。人を好きになるって力をくれますが…切なさとかもあったりして色んな感情を与えてくれたりしますよね。お話し楽しみにしてます。 (2020年3月14日 11時) (レス) id: a9f033db9b (このIDを非表示/違反報告)
Azuki(プロフ) - 初めまして。更新ありがとうございます！素敵なお話で楽しみにしていました。続きもとても気になります！応援しています。 (2020年2月27日 20時) (レス) id: 8005b02827 (このIDを非表示/違反報告)
わわ(プロフ) - みゆさん» コメントありがとうございます！！更新がんばります！ (2020年2月2日 21時) (レス) id: 1ed40d5049 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わわ | 作成日時：2020年1月25日 19時
